鮮やかなグリーンをアクセントに、アンニュイな表情を浮かべる女性が魅力的なこちらの作品は、フランスを拠点として活躍している日本人画家・今井幸子の『花飾りの女』というタイトルの油彩画作品です。
華やかな画風で知られる今井の作品は世界的に評価を受けており日本での人気も高いです。
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今井幸子は1933年に大阪に生まれました。
裸婦、風景画を描き文化功労章も受賞している日本の洋画家・家田村孝之助に師事し、1954年21歳のときに二紀展に初入賞したことを皮切りに、朝日新人賞や造形展造詣章など数々の賞を獲得しその才能が認められてゆきます。
以後二紀展を中心として作品の発表を続けていましたが、1971年にフランスへと活動の場を移します。
イサムノグチなどが学んだパリのアカデミー・グランショミエールで学び、その後エコール・ド・ギャルソンへ入学。フランスで研鑽を積んだ今井は更なる飛躍を見せ、フランス屈指の難関サロンであるサロン・ドトーヌで入賞します。
このサロン・ドトーヌは20世紀初頭に生まれた美術展で、保守的といわれるル・サロン展とは対照的に前衛的アートを推奨しており当時のキュビズムやフォーヴィズムの画家、ピカソやマティスなどが活躍していたサロンとして知られています。現在でもパリ画壇への登竜門として世界的に有名なサロンです。藤田嗣治を一躍有名にした『寝室の裸婦キキ』を発表したのもこのサロン・ドトーヌでしたね。
また、今井は1984年から約10年間に渡り講談社発行の月刊誌『SOPHIA』の表紙を描いていたので今井の絵にどこか見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。
そんな世界の名だたる美術家と肩を並べて活躍している今井は80歳を超えた現在でも定期的に個展を開催するなど精力的な活動に励んでいます。
匂い立つような女性の横顔は透明感があり艶やか。
どこか愛らしさを感じる繊細な女性表現は今井ならではです。その柔肌につい手を伸ばしてしまいそうになります。
絵画作品ではモチーフや状態でその評価が大きく変動します。
今井作品では華やかな画風で描く女性画の人気は高く高額でのお買取りが見込めます。
また、人物画だけでなく静物画にも人気がありこちらも高額となる可能性が高いです。
また、今回ご紹介したのは油彩画ですがリトグラフの作品もございます。
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