こちらの繊細かつ大胆な装飾が茶碗全体に施された豪華な色絵茶碗は、
華やかで品位のある京焼で人気の高い作家・三代目加藤利昇の金砂子扇面流水茶碗です。
三代目から茶陶を始め、千家の書付を得るほどになった技量をもっています。
いわの美術では多くの茶人に愛好される三代目加藤利昇の茶道具のお買取りを積極的に致しております。ご売却をご検討の際には専門の査定員のいる弊社までご連絡ください。
三代目加藤利昇は1946年京都に生まれます。
初代と二代目は一般食器の絵付けを生業としており、茶陶は三代目から始まったことでした。
茶道を習いその魅力を知り、やるからには上を目指したいと考え始めた利昇は父の反対にあいながらも茶陶を志し1969年に十六代永楽即全に師事します。十六代永楽即全の絵付師として腕をふるい、1979年に三代目加藤利昇を襲名してからしばらくの間は十六代永楽即全の写しを多く手掛けていました。
写しの制作をしながらも生家の生業としている染付だけでなく、ろくろ、色絵、乾山、交趾など様々な技法を独学で習得し茶陶の研鑽を積みました。華やかな絵付けで作陶を続け1985年には京都伝統美術功労賞を受賞します。
茶道は千利休の子孫である三千家の好み物を中心に制作を行う千家十職に表れるように、伝統やしきたりを重んじる世界であるため、始めた当初は仕事にならない時期も長く悩まれていたこともあったようです。
しかし、たゆまぬ努力を続け作品を作っては千家の門を叩き、作品を持ち込む生活が5年経った頃にようやく認められました。現在では表千家、裏千家の書付物を手がける京焼の名工としてその名を馳せており全国で個展を開催しています。
幅広い作風
京焼の技法を余すことなく詰め込んだその作品は金彩で贅沢に彩った華やかなものから、白地にシンプルなデザインなものもあります。
京焼の写しだけでなくオリジナルの遊び心溢れる作品も多く発表しています。そしてどの作品にも上品さがあり、意匠を凝らした作品が多く見られることも特徴的です。
三代目加藤利昇の作品の中では「仁清」や「乾山」など写しの水差しと茶碗が特に人気があるようです。共箱などの付属品の有無、お品物の状態などにもよりますが高額でのお買取りが期待できます。
ご売却される際に共箱がない場合、大幅なマイナス評価となってしまいますので大切に保管されることをおすすめします。
弊社では三代目加藤利昇以外の作家の茶道具もお買取り対象となっております。
作家の知名度・作品の種類・モチーフ・時期・相場などによってもお買取り価格は左右されますが、お品物のお買取価格をお知りになりたい場合は一度お電話やメールなどでご連絡ください。
弊社では無料オンライン査定にて一度簡単なお見積りをお出ししております。
お問い合わせしていただく際には、「作家名・作品名・モチーフ・状態・付属品の有無・大きさ」などわかる範囲で結構ですので、出来る限り詳細な情報を頂けますとよりスムーズなご案内が可能となります。
三代目加藤利昇の茶道具のご売却をお考えの方がいらっしゃいましたら弊社まで一度ご連絡ください。