こちらは、以前弊社でお買取りさせていただきました、平松礼二の日本画です。銀色の背景に紫の花が凛と佇む美しい作品ですね。
只今、いわの美術では平松礼二の日本画を積極的にお買取り致しております。平松礼二の日本画をご売却ご検討中の方は、いわの美術にお問い合わせください。
1941年東京生まれ。本名、平松邦夫。
愛知県立旭丘高等学校美術科卒業。愛知大学法経学部卒業。
現在、日本画壇の中で「印象派ジャポニズム」と称され国内外からの高い評価をうけています。
平松礼二が画家を志すきっかけとなったのは、高校1年生のときに美術雑誌で横山操の作品に出会ったことでした。横山操に師事し、横山の作品だけではなく、人間的な魅力にも影響を受けていきました。高校3年生の時に横山操が所属する青龍社展に『癈船』という作品を出品し初入選をします。若い時から絵画への情熱があった平松礼二ですが、敬愛する横山操が亡くなった時に制作を一時ストップしてしまったこともありました。徐々に個展などの開催をしていき、30歳の頃には『路シリーズ』を手がけていきます。40代になると、山種美術館賞展での大賞受賞をはじめとした、大きな賞を次々に受賞していきました。
その評価の高さから、2000年から約10年間文藝春秋の表紙を担当したり、映画『眠る男』の制作協力をしました。また、2013年にはフランス・ジヴェルニー印象派美術館で「平松礼二・睡蓮の庭 モネへのオマージュ」展が開催されました。展覧会には7万人が来場し、高い評価と大きな反響を呼びました。
日本のみならず海外からの評価が高くあるため、平松礼二の日本画は高価買取が期待できます。
平松礼二と言えば、『ジャポニズムシリーズ』『路シリーズ』『花シリーズ』が有名で人気があります。
『路シリーズ』では”人間の生死”をテーマに掲げ、辿り着いた先が韓国の円墳でした。平松礼二にとって、円墳は「東洋一美しい風景」でありました。また、椀をふせた形をした滑らかな曲線美に女性の美しさを重ね西洋の裸婦画とは違う東洋の裸婦画を目指しました。『路シリーズ』のうち韓国の釜山をモチーフとした『路ー冬日』は、第一回中日大賞を受賞します。
路シリーズや花シリーズでは、東洋文化における自然美をテーマとして制作していました。それまで、平松礼二は日本の心や伝統は東洋にあると考えてきましたが、クロード・モネの作品との出会いで、印象派の中に流れるジャポニズムに惹かれていきます。
パリでの個展開催を控えていた平松礼二は、会場の近くのオランジュリー美術館でクロード・モネの『睡蓮』の連作に衝撃を受け、以降モネを中心として印象派について学んでいきます。印象派は、19世紀パリ万国博覧会にて出品された浮世絵に影響を受けているという点に注目し、平松礼二は、ヨーロッパからの視線のジャポニズムではなく、日本人としてジャポニズムを表現しようと試みました。
平松礼二の日本画には、草・花・野山・月など自然を題材とした作品が多くまた、中国の歴史的建造物である紫禁城(故宮)、韓国の円墳など東洋の美しい風景を描いたものもあります。どれも高価買取が期待できるお品物です。
平松礼二は、日本画以外に、リトグラフ・シルクスクリーンなどの版画作品の制作もしています。日本画のような肉筆画に比べて評価は下がりますが、タイトル・大きさ・エディションナンバーによっては高価買取の可能性があります。
お電話でお問い合わせの方は、技法・タイトル・大きさなどをお伝え頂きますと、市場相場や大まかな査定額のご提示が可能です。HPのお問い合わせフォームまたはメールにて、写真を送って頂きますと、さらに詳しい査定額のご提示を致します。
平松礼二の日本画を手放そうとお考えの方は、絵画の買取実績の多い、いわの美術におまかせ下さい。