こちらは、以前弊社でお買取りさせて頂いた中国出身の画家・徐悲鴻の水墨画です。
2007年に行われた大手競売会社の香港サザビーズで徐悲鴻の『鞭を放せ』という作品が、約11億円で落札されたことで有名です。中国画に詳しくない方でも徐悲鴻の名前を知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
只今いわの美術では、徐悲鴻の水墨画のお買取りを強化中ですので、ご売却をご検討中の方がいらっしゃいましたら、いわの美術にご連絡ください。
徐悲鴻は、1895年に中国の江蘇省宜興市に生まれます。徐悲鴻の父は絵を独学で習得し、その傍らで瓜の栽培や私塾を開くなどしていました。幼少期は、洪水などによって瓜の栽培が立ち行かない時があり、生活は困窮していました。父の教えに従い、絵を売って生計をたてるようになっていきます。幼い頃から絵を描くことが好きだったため生活は苦しくても、絵を売って得た資金で日本に留学したり、奨学金でパリの私立美術学校であるアカデミー・ジュリアンに留学をして、絵画の勉強をつづけました。そこで歴史画家であるフェルナンやフランソワ・フラマンに指導を受けます。パリに8年間滞在しますが、経済的困窮のため奨学金がなくなるとベルリンへ移り住むことを余技なくされてしまいます。
しかし、1923年にパリに再び戻り、そこで初めて展覧会で入選を果たします。そこで発表した『老婆(油絵)』は好評を得ました。
徐悲鴻は、自身の制作だけでなく教育にも力をいれていて、中央大学芸術の教授、北京大学芸術学院院長、中央美術学院院長などに就きました。
<代表作>
『田横五百士』『九方皋』『漓江春雨』など
中国の近代美術に大きな影響を与えた徐悲鴻の水墨画は中古市場で大変人気が高く高価買取が期待できるお品物です。
中国絵画に西洋画の技法を取り入れ、近代中国画の指針となった作家でした。油絵でありながら、水墨画や書のような筆運びによって、独自の作風を生み出しました。躍動的な馬の絵などは彼の代表的な作品で、多くの人に愛されたました。人気を博した馬の絵は中国の切手になった程でした。
解剖学的視点から観察されつくした、馬の筋肉の動きなど西洋絵画の写実技法に中国民族特有の色彩や筆致の融合が魅力的です。
徐悲鴻の作品は人気が高いために、贋作や印刷工芸品などが多数出回っているます。専門の査定員による真贋の判断が必要とされるお品物です。もし、お手元に徐悲鴻の水墨画をお持ちの方がいらっしゃいましたら、相談からでも構いませんので、一度いわの美術にお問い合わせください。
HPのお問い合わせフォームから、お品物全体と落款部分のお写真を頂きますと、専門の査定員が詳しくお調べ致します。徐悲鴻の水墨画以外にも、手放そうとお考えのお品物がたくさんございましたら、出張費無料でお買取りもさせて頂いております。絵画・骨董品のお買取り実績の多い、いわの美術にぜひお任せください。