こちらは以前弊社がお買取り致しました、藤飯治平の『虚塔2-B』という油彩画です。只今いわの美術では藤飯治平の油彩画のお買取りに力を入れておりますので、ご売却をお考えの方は、いわの美術にご連絡ください。
藤飯治兵は、1928年に兵庫県西宮市に生まれます。第六高等学校を卒業後は京都大学経済学部へ進みます。大学へ通いながら、1951年(昭和26)に芦屋の新制作神戸研究所に通いはじめ、伊藤継郎から絵画の教えを受けます。1953年に同大学を卒業した後、翌年には大阪阪急百貨店の美術画廊にて初の個展を開催します。三越や高島屋などの有名百貨店を中心として個展を開催し、人気を博しました。
度々、イタリアのローマ、南フランスやパリに取材旅行に出かけ、そこで出会った風景のスケッチを元に多くの名作を生み出していきました。そうした作品たちは、国際コンテンポラリーアートフェスティバルなどの海外の展覧会に出展されました。日本以外にも海外でも活躍した作家です。
1971年、1986年に石板画集「地中海」「城のある街」をそれぞれ刊行しています。画家として大きな功績を残していますが、特に美術画壇には属していませんでした。
画業に加え、兵庫教育大学をはじめとした多くの学校で教鞭をとっていて、後進の教育にも力を入れていたことでも知られています。そのうち彼が教えていた仁川学院には、藤飯治平記念館があり、『バベルの塔』を中心とした作品が所蔵、展示されています。
掲載している写真を見て頂くとわかるように、藤飯治平の作品は塔が大きく真ん中に配されていてダイナミックな構図ですが、細部に至るまで繊細に描かれているのが特徴的です。
藤飯治平の作品の題材となっているのは、彼が旅してまわったイタリア、フランス、ベルギー、中国などの風景が主です。写実的な絵画ではありますが、風景の中にあまり人を描き込んでいないため、単なる風景画とはまた違った様相を見せています。現実の風景ではありますが、非現実的、又は藤飯治平の世界観に引き込まれるような雰囲気を持った作品が多くあります。
パリ大学美術考古研究所への留学経験があり、西洋の遺跡に関心が強かったようで、彼の作品の題材には古代文明のシンボルであった塔や城などのが多くありました。
<代表作>
『アクロポリス』『バベルの塔』『ソドムの町』 など
藤飯治平の油彩画は、中古市場で人気が高く高価買取が期待できるお品物です。遺跡や城を題材とした作品は特に人気が高いです。
お電話でお問い合わせ頂きますと、大きさ・タイトルなどをお聞きして無料で査定致します。また、HPのお問い合わせフォームよりお写真を送って頂きますと、より正確な金額のご提示も致しております。タイトルがわからない場合でも、モチーフや作品の大きさなどがお分かりになれば、おおまかな金額をお調べすることも出来ますので、遠慮なくご連絡ください。
藤飯治平の油彩画のご売却をお考えの方は、絵画買取実績の多い、いわの美術にご連絡ください。