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藤城清治は、1924年東京生まれの影絵作家です。森の中で小人と動物たちが踊るファンタジーな世界観を描いた作品を主に制作しています。藤城清治は絵画作品の他に、『カエルのぼうけん』の主人公ケロヨンのプロデュースやCMの映像を担当したりと、その活動は多岐にわたります。絵画に詳しくない方でも彼の名前を知っている人が多く、知名度の高い作家です。
慶應普通部へ入学し、絵画教師の仙波均平に水彩・油彩画とエッチングを習いました。高校生にあがるとパレットクラブに入り、ピカソやマティスなどのモダニズムに憧れ影響を受けます。高校在学中にすでに個展を開催し、優れた才能は早くから多くの人々に認められることになりました。大学時代は、影絵劇の創作活動を開始し、卒業後は人形と影絵の劇場ジュヌ・パントル(後の木馬座)を結成します。
これ以降、主に影絵の制作をつづけ、1953年には朝日新聞に影絵の連載を始めることとなり、約5年間続きました。藤城清治が制作した影絵劇には『銀河鉄道の夜』をはじめとした名作が多数あります。彼は、NHKを中心としたテレビ・新聞・出版などあらゆる分野から、作品を精力的に発表をし続けました。また、文化親善使節としてパキスタン、ヨルダン、エジプトなどで影絵劇の上演を行い、人気を博しました。
国内に限らず海外においても、人気・知名度の高い藤城清治は、展覧会を開くとロングラン公演になることが大変多くあったそうです。
1956年日本ユネスコ協会連盟賞
1980年厚生省児童福祉文化奨励賞
1982年文化庁芸術祭で優秀賞
1989年紫綬褒章
絵画作品の評価はもちろんのこと、芸術活動を通して国際的な文化交流の活躍も高く評価され、数々の大きな功績を残しています。
藤城清治の影絵作品には数百色のカラーフィルターを用いています。童話に出てくるような幻想的な世界を緻密な作業によって作り上げています。彼の作品の題材となっているのは、聖書や童話の世界、風景画などです。
霧がかかったようなぼんやりとした光の中から、楽しそうに歌って踊る小人と動物たちの姿が画面いっぱいに描かれていて、異世界に誘われるような魅力があります。
数千点に及ぶ作品は主に、那須高原にある藤城清治美術館に所蔵され、現在も全国各地で展覧会が開催され多いに賑わっています。
藤城清治の作品は中古市場で人気があり、高価買取が期待できるお品物です。リトグラフの作品にはエディションナンバーがついていますので、お問い合わせの際にお伝え頂くとスムーズに査定額のご案内が出来ます。
掲載している作品はレフグラフといって、他の版画作品より比較的安価な値段で販売されているものなので、高価買取が難しい場合もありますが、直筆サインや画廊の保証書などがありますと、高価買取が期待できます。
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