現在、いわの美術では重要無形文化財「木工芸」の保持者である
中川清司の工芸作品のお買取りに力を入れています!
今回ご紹介する色紙箱の他にも茶匙やお盆や桶なども高額お買取り対象です。
ご売却をお考えの骨董品・美術品がございましたら
いわの美術にお譲りいただけないでしょうか。
経験豊富な専門の査定員が大切なお品物を査定させていただきます。
中川 清司(なかがわ きよつぐ)は1942年、京都の桶指物師を営む家庭に生まれました。
桶屋の二代目として家業を継ぐ決心をした中川清司は1961年20歳の頃から父・中川亀一に師事します。
中川清司の父・亀一は10歳の頃から丁稚として京都の老舗桶屋「たる源」で40年間修業を積んだ職人です。そして独立を許された亀一が京都の白川に「中川木工芸」として独立したことで桶屋としての歴史が始まりました。
芸術品のように繊細優美な樽を造っていた「たる源」の流れを汲んでいる「中川木工芸」も上品な道具を作ります。数多くの工芸展で受賞を重ねた清司は1974年から12年間 竹内碧外に師事しさらに腕を磨きます。
初代から白川の工房を受け継ぎ、2001年には重要無形文化財「木工芸」保持者として認定されました。さらに、これまでの功績が評価され2003年には紫綬褒章を受章し、2007年には文化庁によって中川清司の工芸技術を記録した映画作品『木工芸 -中川清司のわざ-』が作られています。
また、中川清司の息子である三代目・中川周士も滋賀県に比良工房を構え父や祖父から受け継いだ技術をモダンな感性で新たな木桶を創作し世界に向けて発信しています。
伝統工芸の世界でデザイナーと連携し独創的なデザインの桶を作り「ドン・ペリニヨン」公認のシャンパンクーラーを開発したことで世界でも注目されるようになりました。
木桶の技術を用いた椅子などの家具の制作を行うなど今最も注目されている作家の一人です。
作品:神代杉木画色紙箱
作家:重要無形文化財保持者 中川清司
(昭和58年 第30回日本伝統工芸展に出品し、木工竹の分野で日本工芸会会長賞を受賞)
こちらの「神代杉木画色神箱」の素材である神代杉とは長い時間、水中・土中に埋もれていた杉のことです。特徴としては青黒く木目が細かいため堅いことで、趣ある美しい木材です。
こちらのお品物では、秋田県鳥海山から出土した2600年以上の年月を経た神代杉を用いており、油砥粉で仕上げることで独特の風合いを生かした上品な作品となっています。
美しい幾何学模様は高度な技術によって千以上の木片の木の正目を合わせることで、違和感のない美しい仕上がりになります。この木の正目を合わせる技法は「柾合わせ」といい中川清司が編み出した技法であり、中川が最も得意としている技法です。
いわの美術では中川清司の作品のお買取りを強化致しております。
特に装飾の施された桶や茶道具は人気がありますので、現在ご処分をお考えの方はいわの美術へご相談ください!
使用されている木材の種類や現在の市場での評価などによってお値段は変化致します。
中川清司の作品についてのお問い合わせはお電話・メール・LINEで受け付けております。
お問い合わせの際は「作家名・作品名・大きさ・モチーフ・状態・共箱の有無」など出来るだけ詳細な情報をお伝えいただきますと、よりスムーズに査定員へとお繋ぎすることができます。ご不要になった骨董品・美術品がございましたら いわの美術 にお任せください!