翡翠の種類と価値を決めるポイント【2018年買取・新着情報】

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翡翠の種類と価値を決めるポイント

2018.9.6

 

 



 翡翠の種類と価値を決めるポイント 



 


神秘的なグリーンと蜜のようにとろりとした艶を持つ石である翡翠は、古代インカ帝国や中国では金よりも珍重されていました。


大きさなど様々な観点から翡翠の美しさは評価され、最も美しい翡翠は「ロウカン」や「インペリアルジェード」と呼ばれ、アジアでは宝石の王様ダイヤモンドにも負けない人気を誇り、高価なものには数億の価値がつくといわれています。

実際に2017年に香港で開催された「サザビーズジュエリーオークション」に出品された、翡翠のネックレスが1億3000万円で落札され一時期大きな話題になりました。


ここでは翡翠の種類や、その価値を決めるポイントの他、本物と偽物の見分け方についてご紹介致します。





 1.翡翠とは





翡翠は古来東洋で『あらゆる成功と繁栄』をもたらすとされており「富と権力の象徴」として人気の高い宝石でした。


一説によると古代中国では正妻に翡翠を贈り、第二夫人にダイヤモンドを贈っていたといいます。

日本では縄文時代から勾玉装身具や神器として使われていた他、などの石器武器の材料として古くから親しまれてきたことから2016年に国石にも指定されました。




翡翠の意味と種類

 

 

翡翠は、美しい緋色と翠色を持つ鳥の"翡翠"(カワセミ)を想起させることから、中国で"翡翠玉"と呼ばれるようになりその名前が日本へと伝わってきたとされています


実は翡翠には「硬玉(ジェダイト)」「軟玉(ネフライト)」の二種類があります。


ダイヤモンドなど煌びやかで豪華な輝きを放つ石が好まれる欧米では、翡翠は宝石として認められていないためその分類がやや大雑把です。

英語で翡翠を指す「ジェード」とは、硬玉と軟玉の総称の他にも、緑色の石にもこの呼称が用いられています。

そのため「~ジェード」と翡翠の名のついた石が売られていますが、これは日本人の思う「本翡翠」ではなく全く別の鉱物である場合も多々あります。

現地では「偽物」という意識がないところが本物の翡翠が欲しい場合に厄介な点です。


なぜこんなにも翡翠の分類が曖昧なのかというと、

硬玉と軟玉は非常に似ていることがその原因に挙げられます。

鉱物学的にも何千年もの間同じ鉱物だと思われており、1863年にフランスの鉱物学者が分析した結果、やっと両者(硬玉と軟玉)は全く異なる鉱物だと判明しました。

そして「ジェードの中で最高の宝石」という意味の「ジェダイト」と名付けられて以降、区別する必要がある場合、翡翠は硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)に分別されるようになったのです。


古代中国でも翡翠や瑪瑙など美しい石は全て「玉(ギョク)」と呼ばれていた歴史があり、軟玉も硬玉同様に高い価値がありました。




日本では硬玉(ジェダイド)のみを「本翡翠」と呼び、宝石としての価値が認められていますが、軟玉(ネフライト)は半貴石に分類し宝石としての価値を認めていません。



つまり、一般的に中国以外では翡翠=硬玉(ジェダイド)のことを指します。




緑だけじゃなかった!カラフルな翡翠

 


緑色の石の総称に使われてしまう程、グリーンの石=翡翠のイメージがありますよね。

しかし、翡翠には緑の他に白、黒、紫、ピンク、赤、オレンジと非常に多くの色相をもちます。

もともと翡翠は白色半透明が基本ですが、そこに微量の鉄やクロムが交わることで色の変化が起きています。

90%の白い翡翠に10%の内包物によってその色を変えているのです。


翡翠の場合はグリーンと紫(ラベンダー)が非常に希少で、高い人気を誇ります。

逆にこの2色以外は宝石的価値はあまり見出されません。

しかし、例外的に中国では軟玉の白色が非常に高い評価を受けており、軟玉も硬玉と同様に宝石店に並びます。


色の多様性は硬玉と軟玉でも大きく異なり、軟玉よりも硬玉の方が豊富な色彩をもつなど種類により色相も変化します。

  





 2.翡翠の価値を決めるポイント


 

 

翡翠の価値は他の宝石同様にビューティーグレードを基準に評価されます。

そもそも、宝石とは産出量が少なく硬質で美しい天然鉱物のことを指します。

専門かでも価値を判断しにくい石として有名で、翡翠の評価基準は大きさやデザインなどがありますが最も重視されるのは「品質・色合い・透明度」の3つです。




…宝石翡翠の3つの評価基準 

翡翠は同じ大きさでも、その美しさにより数百、数千倍以上の価値の差が生まれます。

では、どのようなポイントで評価されているのかというと 一般的に「石の種類・質」「透明度」「色」の3つの条件によって翡翠の価値が決まると言われています。

また、大きさやカット、デザインによっても評価は変動致しますが、今回は前述した3つの基準のご説明を致します。


1.種類・質・・・・最も重要なポイント
2.   ・・・・緑、紫の評価が高い
3.透明度 ・・・・透明度が高いほど価値が高い



この3つの評価基準を満たした色ムラや混じりけのない深いグリーンに高い透明度をもつ、最上質の翡翠を「琅かん(ろうかん)」と呼び最も高額で取引されています。

別名を「インペリアルジェード」といい、物によっては数千万円や数億円といった単位で取引されています。




種類・質

 

 翡翠には2種類(硬玉・軟玉)あり、一般的に硬玉のみに価値が認められているとご紹介致しましたが、さらに産出地や等級によりさらに翡翠の価値は変化いたします。




 …翡翠の産出地 

硬玉と軟玉は産出地も異なり、硬玉はその特殊なでき方から非常に限定された地域で産出されており、宝飾品に用いられている高品質のものは特にアジアに集中しています。

最も高品質な翡翠の産地と言われているのがミャンマーです。

ミャンマー産の翡翠は18世紀に発見され、世界の9割の産出量を占めています。

現在の主要産地はミャンマーの他に、南米グアテマラや日本の糸魚川が世界三大産地に数えられています。 

最も翡翠人気の高い中国ですが、国内で硬玉は採取されないため「中国産翡翠」と表記されている翡翠は軟玉の翡翠となります。



 …翡翠の等級 

さらに翡翠は処理の程度によりA貨、B貨、C貨の3つに等級区分されています。


A貨…加工や研磨のみで他に処理されていない本物(天然物)

B貨…樹脂に浸したものや漂白処理されたもの(処理石)

C貨…染色処理の施されたもの(人工翡翠)


天然翡翠と呼ばれ宝石として価値があるものはA貨翡翠のみです。

一般的に硬玉(ジェイダイト)は、研磨の際に表面に光沢を出すためワックス加工が施されますが、ワックス加工をすることで価格が下がる事はありません。

B貨やC貨も一応翡翠ではありますが自然のものとは言えなくなるため、宝石としての価値はなくなり安価で取引されている物のほとんどがこれに当たります。






一般的に翡翠は緑色のイメージが強いと思います。

しかし、意外なことに「翡翠にない色なはい」と言われるほど豊富な色相をもつことが特徴的で、石の色により価値も変化します。


翡翠の基本色は白で、微量の鉄やクロムなど内包物の影響を受けて多様にその色相が変化します。

白、黒、グリーン、紫、赤、ピンク、黄色などなど多彩な色相をもつ翡翠ですが、基本的には宝石として価値があるのはグリーンの翡翠とラベンダー翡翠のみです。


しかしこれは好みの問題にもなるので琅かんなどを除いたその他の翡翠に関してはその国の国民性によって価値基準が異なります。

日本や台湾では色の濃いものが好まれますが、マレーシアやシンガポールでは淡いものが人気です。また、中国では明るいものが好まれるため、深い色合いの翡翠は国内で販売されている値段と比較して安く販売されていることがあります。



 

透明度

 

翡翠の透明度はその石の価値を大きく左右するポイントです。


一般的に透明度が高ければ高い程評価は上がります。

しかし、透明度が高く全体が深いグリーンの石はごく稀にしか産出されません。


翡翠の透明度は水滴をイメージするとわかりやすいかもしれません。




透明度の高い翡翠は、雨粒のようにきらきらと光を反射しグリーンをより美しく生えさせます。

反対に透明度の低い翡翠は濁ったような感じになり光を通さず、なんとなく乾燥したような印象を受けます。


透明度の高い最高級翡翠は新聞の上に翡翠を置いても下の文字が透けて読むことができ、「琅かん(ろうかん)」や「インペリアルジェード」と呼ばれ超高額で取引されています。


グリーンの次に人気の 紫色の翡翠 はチタンの含有量が多く透明度が低くなることが一般的です。

このように矛盾をはらむ紫色の透明度の高い翡翠は非常に数が少なく、グリーンと同様にこちらも高額で取引がされています。





 3.翡翠の本物と偽物



翡翠はアジアで高い人気を誇るため、よく似た鉱物を加工して翡翠に見せかけた偽物の翡翠が高額で取引されていることが少なくありません。


翡翠は宝石の中で最も本物と偽物の分別が難しい石だと言われており、専門家でも判断に苦労する石です。

さらに、昨今は染色技術が向上したため肉眼による鑑別の難易度がさらに上がり、正確に判断するためには専門の鑑識機器が必要となります。

そのためお手持ちの翡翠が本物か確かめたい場合は、専門の鑑別機関へ依頼することをお勧め致します。


精度は下がりますが、ある程度見分ける方法がいくつかご紹介致します。




偽物はココに要注意!

色…色がビビット、色ムラがなくのっぺりとしている

硬度…鉱物用カッターなどで削ると内部まで歯が通る

値段…透明度が高いのに安い

音…石どうしをぶつけるとキーンという高い音がする

温度…持つと石に体温が伝わり温かくなる

内包物(インクルージョン)…チリのような内包物がない、気泡がある


以上の特徴が見られた場合偽物である可能性が高まります。

しかし大きさなどにより多少変化致しますので「可能性がある」程度にお考えください。


また鑑別書に”天然翡翠 ジェダイド”と記載してあっても必ず備考欄を見るようにして下さい。
鑑別機関ではB貨であっても表記欄には”天然翡翠 ジェダイド”と記載されます。
肝心なのはその下に記載のある備考欄に「樹脂含浸なし」と書いてあるか若しくは
備考欄に「何も書かれていない」場合は未処理の天然翡翠となります。


B貨であれば日本の鑑別機関であれば表記は”天然翡翠 ジェダイド”ですが、下の
備考欄に必ず有色樹脂浸透あり、とか熱処理、着色などの記載が書かれております。





〔 おまけ:世界で最も美しい白菜「翠玉白菜」の価値 〕



本コラムでは主に宝石翡翠・鉱物翡翠の評価ポイントについてお話し致しましたが、蛇足として彫刻翡翠の最高峰「翠玉翡翠」の価値についてご紹介致します。



世界で最も有名な彫刻翡翠といえば、台湾の国立故宮博物館に所蔵されている白菜の彫刻作品「翠玉白菜」ですね。

同じく彫刻作品の「肉」と並び故宮博物館で最も有名な作品ですので、台湾へのご旅行を考えたことがある方は旅行情報誌などで写真を見たことがあるのではないでしょうか。


白色と深緑のコントラストが見事な細工が印象的な作品ですが、なぜこの白菜にそれほどまでの価値がついたのでしょうか。 

基本的に彫刻翡翠の評価基準は宝石翡翠と同じ評価基準となりますが、彫刻翡翠は「翡翠の美しさ」にプラスして、「素材を生かした細工・技術力」と「市場の需要」によって価値が変化します。


世界最高峰の翡翠彫刻である「翠玉白菜」は、清王朝の末期に光緒帝の妃となった瑾妃(きんひ)の持参品でした。

瑾妃(きんひ)の実家は比較的ビルマ(現在のミャンマー)に近い土地をもっていたため、当時の中国では非常に貴重な硬質の翡翠原石を入手できたのだろうと推察されています。

しかし、なぜ嫁入り道具に「白菜」と「虫」という不思議なモチーフを選んだのかというと、中国で白菜は「純潔潔白」、白菜の乗っている昆虫キリギリスは「子孫繁栄」をそれぞれ象徴していたのではないかと言われています。

そのため、嫁入りのモチーフに最適と判断され作品が作られたと推察されています。


このような歴史的・骨董的価値に加え、石の欠けた部分や空洞も利用して違和感なく白菜を彫刻していることや、美しい奥行を感じさせる葉の緑も翡翠本来の色を生かして作られていることから高く評価されているんですね。


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