美術館レポート:横浜そごう美術館「松尾敏男」展【2018年買取・新着情報】

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新着情報

美術館レポート:横浜そごう美術館「松尾敏男」展

2018.10.9

美術館レポート:横須賀美術館に行ってきました!


 

 

今回は横浜そごう美術館で開催されている

「松尾敏男展 清心な絵画」の概要や見どころをご紹介致します!




 開催概要  

 

 

企画展名

 松尾敏男展 清心な絵画

会場 そごう横浜6F そごう美術館 
アクセス 横浜駅東口より徒歩5分
会期 2018年9月8日(土)~10月14日(日)
休館日

10月1日(月)

開館時間 午前9時30分~午後5時30分毎週金・土曜日:午前9時30分~午後9時※入館は閉館の30分前まで
観覧料

一般:1,000(800)円、高校・大学生・65歳以上:800(600)円

中学生以下無料※()内は20名以上の団体料金  

※ミレニアム/クラブ・オンカードをお持ちの方は()内の料金にてご入館いただけます。 

※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付添1名様は無料 

鑑賞時間 約1時間
混雑度

空いている

 

 

 

 

 解説と感想



長崎県出身で昭和を代表する画家・松尾敏男自身が生前「最後の展覧会」である本展のために生前自らが構想を練り、選出していた作品60点が展示されています。

は長崎、栃木、福島に続き、横浜は最後の大規模回顧展会場となります。



以下4章構成で、松尾敏男の70年の画家人生を辿ります。

1章:新しい日本画を志して

2章:内省的な絵画から写生重視の絵画へ

3章:現代における日本画の可能性を信じて

4章:画業の終着点



第1章では日本美術院の伝統を受け継ぐ一方で、常に新境地に挑んだ松尾の出世作「廃船」(日本美術院 大観賞受賞、文化庁買上)や「樹海」1970年 東京国立近代美術館蔵)などが展示されています。

花鳥など端正なモチーフを好む日本画壇では異彩を放っていた松尾は、戦争体験から「生きるとは何か」という死生観をテーマで初期の作品が描かれています。

初期作品では重厚なマチエールで自身の内省的な創作世界を展開していましたが、次第に写生を重視した明るく繊細な作風へと変化していきます。



この作風の転機となったのが、師・堅山南風の助手として挑んだ日光東照宮の「鳴龍」の復元でした。

師の作業を間近で見た松尾は、絵は「塗る」ことではなく「描く」ことなのだと強く意識したといいます。



その後は当時の日本画壇では珍しかった肖像画などの新境地にも挑み新たな画境を切り拓きます。

写生旅行の際に見た風景画、動物画、抽象的作品など幅広い作域で名作を生み出しました。

猫好きでも知られる松尾は動物画のモチーフに猫を頻繁に描いています。


また、植物では牡丹を好んで描き、「牡丹の名手」や「牡丹の松尾」と称され生涯取り組みました。

院展最後の出品作となった作品「玄皎想(げんこうそう)」も牡丹をモチーフに描いています。





玄皎とは黒と白を意味しており、華奢な木に大輪の花を咲かせる牡丹が墨の濃淡で表現されています。晩年松尾は日本画の源流に立ち戻るかのように水墨画への志向を強めており、余白の美が追求されています。




牡丹の下で眠る猫の姿にほっこりします。

松尾は最後の作品にこよなく愛した牡丹と猫を描きたかったのかもしれまんせんね。




全体を見て私が気になった作品は『雨余(うよ)』、『南風先生』、『夜想譜』です。


中でも師・堅山南風を描いた肖像画『南風先生』また、他の肖像画作品にはない特別な思い入れのようなものも感じられ印象に残っています。

本展サブタイトルの「清心な絵画」というのを最も感じた作品でもありました。





…… ‥ ……… ……‥  … ……… …  …… ‥ …


松尾敏男の略歴:


松尾敏男は1926年に長崎県長崎市に生まれました。

東京府立大六中学校(現・東京都立新宿高等学校)在学中には体操選手として活躍していましたが、病気患ったため体操の道を諦め幼少期から好きだった絵を始めました。

その後、偶然目にした堅山南風の『雨後』に感銘を受け、同校卒業後に堅山に師事し絵の道に進みます。


1949年に『埴輪』が院展初入選を果たして以後院展を中心に活躍し、1962年に初の院展奨励賞、1966年に院展日本美術院賞、1975年院展文部大臣賞、1979年日本芸術院賞を受賞しました。

この他にも文化功労者、文化勲章を受賞し亡き平山郁夫の代わりに日本美術院・理事長に就任するなど、名実ともに日本画壇の頂点に立った松尾敏男は最後の院展出品作である「幻皎想」を描き上げ、2016年に90歳でその生涯に幕を閉じました。


 70年にわたる長いキャリアを築いた松尾敏男は、生涯を通じて花鳥画や風景画などにこだわらず、その時その時に感動させられたものを描くという姿勢で作品を制作しました。






 おわりに 




松尾敏男の絶筆である『玄皎想』は本展唯一撮影が可能な作品です。

また、相撲通であった松尾が横綱・白鳳関に描いた化粧まわしの原画も特別展示されています。



さらに会場入り口横では限定グッズの販売もしています。


 


入場券をお持ちでない方も購入可能ですので、ぜひご覧になってみてください。




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