山下清『長岡の花火』を探しております。【2019年買取・新着情報】

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新着情報

山下清『長岡の花火』を探しております。

2019.12.22

 

写真のお品物は以前に、いわの美術でお買取り致しました、

山下清 作『長岡の花火』という作品です。

 

~長岡の花火~

 長岡の花火 は毎年2、3日目に行われる大花火大会で、日本三大花火大会のひとつです。

 『みんなが爆弾なんかつくらないで、きれいな花火ばかりつくっていたら、

                          きっと戦争なんか起きなかったんだな。』

  戦火の最中に生まれた山下清は、名作「長岡の花火」を後に作成した際、呟いた言葉です。


 ◇作者紹介


 山下清は1922〜1971年、東京生まれで、テレビで放映されていた放浪日記、裸の大将

 でもお馴染みですよね。

 『タンクトップ』『短パン』『おにぎり』など強烈なイメージが強い山下清ですが、

 普段からタンクトップ姿で、おにぎり片手に放浪していたわけではなく、

 実際には自分がどう見られているのか意識し、服装には気を遣い着物を着こなす

 ような人物だったようです。


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  山下清の言動というと…

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 独特の "どもり" があり、ゆっくりと穏やかに話す会話が特徴ですが、

 これは自身が3歳の時に、重篤な消化不良により生命の危険に晒され、

 一命は取り留めたものの、言語障がい・知的障がいの後遺症が残ったためと言われています。


 幼少期の山下清は災いが続き、東京で生を受けものの、翌年の大正12年には関東大震災に

 より実家が全焼してしまいます。

 その後、両親の故郷、新潟へ転居し生活を始めますが、上記にも載した生命の危険にあい、

 3カ月間ものあいだ高熱にうなされ歩行が出来なくなるほどの状態に陥りました。


 この言語障がいがキッカケとなり、小学校にあがると同時に、周囲の子供達からいじめられる

 ようになります。温厚な性格だった山下清は、いじめには取り合わず、家にこもり絵描きをする

 などの孤独な毎日を過ごしていました。

 しかし、表に出てこない事で次第にいじめがエスカレートするようになり、

 その様子を見兼ねた養父(実父は清が10歳の時に脳出血で他界)の助言がキッカケで、

 いじめにあった際には、刃物を振り回す騒動(鉛筆削用の小刀を持ち合わせていたため)

 を起こしてしまい、相手にケガを負わせてしまいます。


 行動に思い余った母は、養父が不在の間に清を連れて家を出たものの生活は困窮を極め、

 母子家庭を支援する福祉施設へ入居します。

 清は新しい環境で新生活をスタートさせますが、やはり勉強についていけず、

 1934年5月、養護施設「八幡学園」に入園します。

 

 勉強についていけるのかと心配もありましたが、八幡学園の教育の一環として行われていた

 ちぎり絵との出会いにより画才を開花させ、

 独自に貼り絵へと発展させ、自分の世界を見つけたのです。

 学園での在籍期間は長かったものの、1940年(昭和15年)、18歳の時に突如学園から姿を消し、

 1954年(昭和29年)まで放浪旅へと出ます。

 学園での生活に徐々に縛りを感じ、自由になりたかったのです。

 (兵役免除のために放浪していたとも言われています)


 この放浪先で、さまざまな作品を描きながら旅をするという心温まるストーリーが

 テレビで観ていた記憶のなかの山下清ですが、実際のところ放浪旅の最中には

 ほとんど絵は描いていません。


 旅先で見た風物を自分の脳裏に鮮明に焼きつけ、実家や八幡学園に帰ってきてから、

 自分の記憶に残るイメージで、すべての作品を描いていたのです。

 数ヶ月間、時には数年間の放浪生活から帰った後も、驚異的な記憶力により脳裏に焼きついた

 風物を鮮明に再現し、それが作品となっていったのです。

 

 ちぎり絵を始め、ペン画などさまざまな作品を残した、山下清

 ですが、その中でも特に花火を観るのが大好きだったそうで、

 1971年(昭和46年)7月、

  「今年の花火見物はどこに行こうかな…」

 家族にこの言葉を残し、実父と同じ脳出血で倒れた山下清は、

 母親に看取られながら49歳という若さで最期を迎えました。


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山下清の作品のご売却をお考えの場合は  

いわの美術にお任せ下さい。


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 いわの美術ではお客様の大切なお品を一つ一つ丁寧に見定め、お客様がご納得の上でのみ

 お買取りを行っております。

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