1837年に京都で生まれた富岡鉄斎は、父親の影響から勉強が好きで、道徳学や歴史・国文・地理などを学ぶ国学、漢学、詩文なども学びます。
富岡鉄斎が絵画を学ぶようになったのは19歳頃で、窪田雪鷹や大角南耕、南画家の小田海僊に南画、大和絵師の宇喜多一蕙には大和絵を学び、絵の技術を上げていきました。
24歳になると長崎へ出向き、長崎南画三筆として有名な鉄翁祖門と木下逸雲や書家などに指導を受け25歳で画業にて生計を立てられるまでに成長します。
また、富岡鉄斎の座右の銘でもある「万巻の書を読み、万里の道を住く」という言葉通り山梨・滋賀・長野・鎌倉・東京など各地を転々とし様々な人物と交流を重ねてきました。
30歳で結婚後は京都へ移住、そして幼い頃勉強してきた知識を生かして32歳で私塾立命館の教員として活躍し、56歳では京都美術学校の教員にも選ばれました。
富岡鉄斎の作品
富岡鉄斎は、20代の頃から絵を描き続けていましたが、年を重ねるごとに作品の評価は高まり、80歳を過ぎると生まれ持った色彩感覚がさらに洗礼され、素晴らしい作品を数多く描くようになります。
筆や墨の棒を使い様々な太さの線を描く事で空間の奥行を表現し、岩山などの立体感がより鮮明に浮かび上がります。
作風は中国古典が主ですが、文人画や大和絵、大津絵などの様々な作品を描いていました。
1924年に89歳でこの世を去った富岡鉄斎ですが、彼の作品は数多く残されていて、博物館や資料庫、美術館などで大切に展示・保管されています。
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