薙刀 お買取り致します【2022年買取・新着情報】

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薙刀 お買取り致します

2022.10.17

薙刀は、日本が誇る武道の中で代表的なスポーツのなぎなたで使われる武器ですが、その歴史は奈良時代後期から鎌倉時代までと戦が盛んに行われていた時代まで遡ります。



薙刀の歴史

正確な記述は残されていませんが、戦いの時に間合いが大きく取れるように太刀に長い柄を付けた説や、手鉾(てほこ)と呼ばれる短い刀に改良を加えた説など薙刀の発祥には諸説あります。


通常の戦は馬の上で弓矢を放つ騎射(きしゃ)という方法が主流でしたが、徒戦(かちいくさ)と呼ばれる乗馬せず徒歩で戦を行う方法へと移行され、その際薙刀が多く使用されるようになります。

騎射(きしゃ)は馬を扱えないと戦えない事や、弓矢以外の戦闘方法はありませんが、薙刀は、柄が長いので少しの力で近くの敵を薙ぎ払う事もでき、刃の部分で切る、刺す、柄の先で打撃も行えて誰でも扱える事から武士や足軽(あしがる)と呼ばれる身分の低い人まで使用出来る重要な武器となりました。

また、日本の古典文学作品の1つである太平記には、大柄な人物が薙刀を振り回し周りの敵を薙ぎ倒している様子が描かれるなど当時は強力な武器として伝わっていた事が伺えます。

強力な武器として戦で多く使用されていた薙刀ですが、戦国時代以降徐々に出番が少なっていくのです。

その理由は、室町時代の中期頃から11年間続いた応仁の乱が原因でした。

応仁の乱では、今までの戦闘方法から足軽(あしがる)が隊列を組んで行う集団戦に変わったのですが、その状態だと薙刀を振り回した時に周囲の味方に当たってしまう事が懸念され、薙刀の変わりに槍が登場し、薙刀は戦場から姿を消してしまいました。


薙刀の種類

薙刀は刃の長さや形状によって様々な種類に分けられます。

大薙刀:刃の長さが90~120mの薙刀で、大きな武器が流行した南北朝時代に作られました。

小薙刀:刃の長さが90㎝までの薙刀で、江戸時代には女性は多く使うようになった事から刃の長さが短くなりました。

静形薙刀:形状や長さに規定がなく身幅が狭く反りが浅い薙刀で、別名男薙刀とも呼ばれています。

この薙刀には「静流」という薙刀術があるのですが、平安時代の武将である源義経が鬼から習った剣術を薙刀術で応用し、それを愛人であった静御前にだけ教えた事から彼女の名前にちなんで「静流」という名前の薙刀術が完成し、薙刀の名前も静御前の名前から一文字取り、静形薙刀と名付けたと言われています。また、菖蒲正宗造の日本刀にも造りが似ています。


巴形薙刀:こちらの薙刀も静形薙刀と同様形状や長さに規定がない薙刀で、切先に強い反りがあり、身幅が広がっているのが特徴です。

江戸時代に婦人用薙刀として制作された事から、別名女薙刀とも呼ばれています。


筑紫薙刀:鎌倉時代から戦国時代にかけて九州北部を制圧した戦国大名の大友家を中心とし、筑紫地方で多く使用されてきた薙刀です。

この薙刀は一般的な薙刀とは違い、ナタのような柄の取り付け方が特徴となっています。



薙刀の買取について


弊社いわの美術では、薙刀の買取を行っております。

薙刀の買取では、刀を制作した刀工・作られた時代・刃の長さ・状態など様々な判断材料が必要となりますので、お電話よりも画像での判断が必要となります。

また、薙刀は刀と同様刃の長さで刃の長さが15㎝以上の物は登録証が必要となり、売却の際は必要となりますので必ず確認をお願い致します。


ご自宅の蔵の中に長い間放置されている薙刀はございませんでしょうか。

茶道具などの小さい物に比べて薙刀は大きいので処分が難しいと思います。

そんな時は、弊社いわの美術にご相談ください。


弊社いわの美術では、薙刀以外にも、刀や鍔・目貫などの刀装具のお買取りも行っております。

古い蔵の奥底に立て掛けられていた刀、使われていない母屋に飾られている薙刀などございましたら是非いわの美術までお問い合わせください。

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