グラフィックデザイナーの原田泰治の描く作品は「素朴画(ナイーブアート)」と呼ばれ、対象を写実的に描写する具象的な絵画のことを指します。
ふるさとを題材にした日本の風景を描いており、平面的な塗り、人物の顔の目や口、鼻が描かれていないのが特徴的です。
地元の長野銀行の通帳とキャッシュカードは、原田泰治がデザインしています。
歌手のさだまさしと親交が深く、原田泰治の「さだおばさん」という作品を書店で目にしたことから交流が始まり、さだまさしが原田泰治の故郷である諏訪へ引っ越し、原田泰治の家の近くに自宅を建ててしまう程仲が良かったようです。
2人が出会うきっかけとなった「さだおばさん」は、後にさだまさしが監督となり1994年に映画化されました。また、さだまさしは地元の長野県にある「諏訪市原田泰治美術館」の名誉館長を務めており、また、原田泰治の絵を題材にしたジャカランダの丘、春待ち峠などがあります。
原田泰治は1940年に長野県諏訪市で生まれ、1歳に小児麻痺にかかってしまい両足が不自由になってしまいます。
諏訪実業高校を卒業後、武蔵野美術大学洋画科に入学し洋画家を目指しますが、途中でデザインに転向したため、武蔵野美術大学商業デザイン科に再入学し、卒業後グラフィックデザイナーとして活動を始めます。
1973年に旧ユーゴスラビアの素朴画家イワン・ラブジンを新聞記事で知り、素朴画家を志すきっかけとなります。
1998年に諏訪市原田泰治美術館をオープンし、館内を完全バリアフリー化させ、展示品の立体コピーを作り、目の不自由な人のためのコーナーを設けました。幼い頃から両足が不自由だった原田泰治の願いであった「人に優しい美術館」を実現させ、2008年に100万人の入館を達成しました。
諏訪市原田泰治美術館は午前9時~午後5時まで開館しており、月曜日、年末年始、展示替えが休館日となり、公式ホームページにてイベント、展示などの詳細が書かれています。
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