芹沢銈介 | せりざわ けいすけ |
---|---|
1895年(明治28年)-1984年(昭和59年) 享年88歳 | |
染色工芸家 | |
受賞 | 1956年 人間国宝 |
1966年 紫綬褒章 | |
1976年 文化功労者 | |
1983年 フランス芸術功労勲章 |
芹沢銈介は日用品の美を追求し、染色工芸や工業デザインを行い人間国宝にも選ばれた染色工芸家です。
一見素朴で地味に感じるかもしれませんが、見れば見るほど好きになるデザインで、いつまでも古さを感じさせません。
身近な美にこだわった作品は、個性がありながら派手すぎない洗練された美しさがあります。
芹沢銈介は静岡の裕福な呉服商の家に生まれ、幼稚園児の頃からすでに周囲から絵の才能を認められていました。
画家を目指しますが火事がきっかけで家族の財力がなくなり、画家ではなくデザインの勉強に進みます。
学校卒業後に商業デザインの仕事に従事するうちに、デザインだけでなく染色に取り組み作品を作り始めました。
1927年に出会った宗教学者・柳宗悦(やなぎ むねよし) の思想に共感し、その後生涯 日常品に美を見出し表現することとなります。
1930年ごろから型染をはじめた芹沢は、晩年まで半世紀に渡り制作に励みました。
常に暮らしを意識して制作に取り組んだ染色作品には絶大な人気を誇る着物や帯地、そして暖簾、額絵、屏風など様々です。
商業デザインにも意欲的に取り組んでいて、カレンダー、包装紙、絵葉書、うちわ、マッチのラベルなど多岐に渡ります。
芹沢銈介の図柄には、植物、人物、風景、文字、幾何学模様など様々ですが、シンプルで親しみやすい作風で一貫しています。
いわの美術では芹沢銈介の作品をお買取りいたしております。
生活に心地良く溶け込む芹沢銈介の作品は、ご自身の周りにあるかもしれません。
量販品のお買取りはいたしておりませんが、芹沢銈介自身が染めた型絵染作品、中でも着物や和装小物は人気が高くお買取り強化いたしております。
いわの美術は版画のお買取りは勿論、着物のお買取りに特に詳しい鑑定員もおります。
芹沢銈介の作品のご売却をお考えの場合は、お気軽にお買取実績豊富ないわの美術までお問い合わせ下さいませ。