秦蔵六の鋳金作品をお買取りいたします。【2020年買取・新着情報】

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新着情報

秦蔵六の鋳金作品をお買取りいたします。

2020.11.4

秦蔵六の錫の茶托をお買取りいたします


 


写真のお品物は、五世秦蔵六の茶托です。

秦蔵六は江戸末期から6代続く鋳金・金工家で、京都を拠点に活躍しています。

鉄瓶をはじめ五金の多彩な茶道具や煎茶道具を生み出し、中国古代の青銅器の模作で知られています。

五世秦蔵六は鍍金銅の花瓶や香炉、錫の茶托や茶入れなど煎茶道具を遺しています。


 

秦蔵六について

初代秦蔵六は幼名を米蔵といい、1823年に山城国に生まれました。

22歳の時京都へのぼり、鉄瓶で有名な2代龍文堂に弟子入りし、鋳造技術を学び独立し金工家となりました。

鉄瓶など正統派な金工作品の制作に加え、中国古代殷周から漢にかけての古銅器を研究し、蝋型鋳造で青銅器の模作を行った作品も知られています。

爵型の酒器、饕餮文(とうてつもん)など、古来伝統の形式を踏襲しながら、鍍金の花瓶や香炉など自らの創作に昇華していき、代々受け継がれる秦蔵六の銅器の系譜を生み出しました。

当世一大の金工家となり活躍目覚ましく、孝明天王の銅印、徳川慶喜の征夷大将軍黄金印の鋳造に抜擢されています。

江戸から明治へ時代が遷っても活躍は続き、1873年に宮内省の命をうけて明治天皇の御璽(ぎょじ)、大日本帝国の国璽を鋳造しました。


 


二世秦蔵六は生没年不詳となっていますが、三世・四世の師であり、作品に記された年と年齢から1854年頃の生まれと考えられています。

御下賜品としての銀瓶や、同時代の富岡鉄斎の詩画を彫刻した逸品などが遺されています。


三世秦蔵六は二世の三男であり1882年に出生、二代のもとで鋳金技術を学びます。

阿古陀形の銀瓶などの作品の人気が高く、初代から続く古代青銅器に倣った作品も制作しています。


四世秦蔵六は1898年に生まれ二世に師事し、初代の始めた中国古代青銅器の模作を、より完成度の高い表現へ導く傑作を残しています。

なかでも中国清代の宮廷で所蔵された美術品のうち、名品を揃えた図録「西清古鑑」所載の周代犠耳饕餮紋直卣(ゆう)を再現した逸品や、方鼎を日本の香炉にアレンジした作品が残されています。

卓越した技量で技術保存資格者に指定され、京都金属工芸会会長も務めました。


五代秦蔵六は生没年が不詳ですが父・四代のもとで学び、饕餮文の古代青銅器風の作品のほか、鍍金の創作銅器の人気が高い作家です。

中国の器に特有な三脚の青銅香炉や、錫や銀の茶托など、煎茶道の実用的な作品が多くみられます。


当代である六代秦蔵六は1952年に生まれ、大学卒業後に父・五代のもとで修業し、伝統の鋳金技術を学びました。

先代からの鍍金銅器や純錫の茶托に銘品が多く、伝統の鋳金工芸を守り伝えながら、京都金属工芸会会長を務めています。


 


秦蔵六の作品をお買取りいたします。

140年余りにわたる秦蔵六代々の品物は多岐にわたり、それぞれの代に特徴的な作品がみられます。

中古美術市場でとくに人気が高く、高額でのお取引が多いお品物には初代による鉄瓶、二代の漢詩や絵が彫刻された純銀瓶・湯沸、三代・四代による鉄瓶・純銀瓶などが挙げられます。

また秦蔵六のお家芸である中国古代青銅器の要素が見られる作品、饕餮文や龍文は随一の完成度を誇り、高く評価されています。


ご自宅やご実家、蔵や倉庫のお片付けで発見された、ご売却をお考えの秦蔵六のお品物はございませんでしょうか。

いわの美術では骨董品・美術品のお買取りを行っており、鋳金の名工・秦蔵六の代々のお品物もお買取り実績がございます。

今回お買取りしました純錫の茶托のような煎茶道具のほか、花器、置物なども、中古市場の需要を鑑みた最高値にてお買取りできますよう尽力いたします。

お買取り、お見積りその他のお問い合わせはお電話・メール・LINEにて受け付けております。

写真をメールまたはLINEでお送りいただきますとオンライン無料査定も可能となります。

ぜひご利用ご検討ください。


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