東勝廣の一位一刀彫作品をお買取りいたします【2020年買取・新着情報】

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新着情報

東勝廣の一位一刀彫作品をお買取りいたします

2020.4.3

東勝廣の一位一刀彫り作品をお買取りいたします。

 


先日いわの美術でお買取りいたしました、東勝廣(ひがし かつひろ)の一位一刀彫作品をご紹介いたします。

一位一刀彫は飛騨高山で江戸末期に完成した彫刻工芸です。

ヒノキ、けやきと並ぶ良材であるイチイ(一位)を素材とし、鑿の彫り跡を残し木肌の質感を存分に魅せ、彫りの技術力が際立つ造形美を誇ります。

塗装や染色はせず赤太や白太の色味・木目など素材の持つ魅力をそのまま活かし、1975年に伝統工芸品に指定されました。



一位一刀彫の歴史

飛騨高山は盆地以外を山に囲まれる険しい土地で、古くは奈良・平安時代に特例的に農作物や織物での納税を免除し、代わり大工仕事のできる木工を派遣する土地柄でもありました。

しかし都で木工技術を身に付け帰郷した人々によって上方の宮大工など最高技術を伝承することができ、飛騨の匠という言葉はしだいに熟練工を称える語へ変容していきます。

江戸初期に金森家の統治下だった飛騨高山藩は、元禄5年(1692年)に当主が出羽国へ移封となり、それ以降幕府直轄の天領として栄えました。

これは金・銀・銅・木材の豊富な資源を狙っての行いとの説もあるほど、飛騨高山の地は恵まれた土地であり、富裕な商人が栄え、茶道や懐石料理・本膳料理など洗練された文化が普及する風土となりました。

一位一刀彫の材料となるイチイの木は、飛騨の分水嶺である位山で産出するものが最高峰とされ、古くは仁徳天皇時代に位山のイチイでつくった笏を納めたところ、正一位を賜ったという伝説から「一位」の名がついたと伝えられています。

江戸後期、天領として栄えていた飛騨高山の人気根付師であった松田亮長は、飛騨のイチイの木目の美しさに注目し一位一刀彫を完成させるに至ります。

根付は当時装いのあそび心を表す人気アイテムでしたが、一位一刀彫のもっとも重要な役割は、伝統的な高山祭りの山車「祭屋台」の造形へ移っていき、多くの勇壮で精緻な作品が生み出されてきました。


 


東勝廣の略歴

1944年に高山市に生まれた東勝廣は、小学生で早くも彫刻に強い関心を持ち、15歳で竹腰亮次に師事し6年後の1965年に独立します。

はじめて手掛けたのは300年の歴史をもつ高山の祭り屋台「宝珠台」の装飾で、他の地方の山車の彫刻も手掛け、創作では中部二科展、日展、日彫展などで数々な賞を受賞しました。

仏像彫刻も多く手掛け、またイチイ以外にも神代(しんだい)という、これまた希少な名木を用いた作品も製作しています。

彫刻に用いられるイチイは若くても樹齢300年が必要で、大きなものは樹齢500年にもなり、とても貴重です。

神代は偶然の産物で、千年以上にわたり水中・土中・火山灰に埋没したまま腐敗せず残され、枯淡な趣に富んだ灰色または淡い黒色が特徴で、さらに希少な名木です。

彫刻を始める前に、木目の出方や脆い部分を想定して木を切り出す向きを選定することを木取りと言いますが、神代では特に難しく高度な技術と木の知識を要し、彫刻家の技術が問われる素材と言えます。


高山祭り

祭屋台は飛騨高山の職人にとって特別なもので、木彫り装飾の彫刻のほか山車自体を手掛ける木工、金具装飾の錺(かざり)師、漆を塗り箔を施す塗師、堅牢な鋼鉄部を打つ鍛冶師と、職人達の共同作業が必須となり、祭屋台によって代々職人の仕事が絶えることなく継承されてきました。

高山祭は2016年にユネスコ無形文化遺産に登録さています。春と秋の年2回開催され、4月半ばの開催となる春の祭では、信州の桜の盛りにちょうどぶつかり、桜の咲く山里と絢爛な山車が連なる唯一無二の光景がみられます。



東勝廣の作品をお買取りいたします。

東勝廣は祭屋台の装飾が代表的な仕事ですが、多くの仏像、仏教彫刻、動物などの作品も製作しています。

写真のお品物はイチイの色合いが美しく、3人の童子が蝶を追いかけ戯れている場面が躍動感たっぷりに彫り出された逸品でした。

注目すべきは童子の頬に木目の円がぴったりと合うことで、これは東勝廣の木取りがいかに巧いかが分かります。

また、東勝廣の代表作である高山祭り屋台・宝珠台の遊亀と同材から切り出された作品であると、作者自身の署名と日付ともに作品裏面に書かれており、これも作品の価値をより高めるポイントとなりました。

虫籠の透かし彫りや蝶の立体も素晴らしく、また大きさも横幅70cmにもなる大作のお品物でした。

東勝廣の作品はイチイが主流となり、神代作品も手掛けていますが、希少で中古美術市場では珍しい品となっています。


東勝廣の作品、お買取り査定時のポイント

・「勝廣」「勝広」の刻印

・箱(古くても価値があります)

・大きさ

・精巧さ


一位一刀彫は塗装をせず木目そのものの色合いが魅力の一つですが、塗膜が何もないと摩擦や汚損の危険性があります。

そのため光沢と保護のためにロウを塗布している作品も多く、ご売却をお考えの場合、ご自宅でご鑑賞を続けられる場合ともにお取り扱いに少々注意が必要です。

ロウにくすみ、汚れなどみられる場合は、濡れ拭きや洗剤でのふきとりは厳禁で、乾拭きが推奨されています。


作品によって市場評価は変化します、まずはお写真をメール・LINEでお送り頂きますと、オンライン無料査定がご利用頂けます、ぜひお気軽にお問合せくださいませ。

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