こちらは以前お買取りしました、IWCの1970年代に生産された手巻きタイプで、ムーブメントはCal.403です。キャリバー400系は生産数が少なく、純正のステンレスベルトが付属しており、経年変化はあるものの希少なお品物です。
社名ロゴがブロック体に代わる2000年代以前の筆記体の物はオールドインターの愛称で親しまれ、
特に人気の高いものとなっております。
IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)はスイスの高級時計メーカーの一つです。スイスでは早くから手作業による細密時計の生産が盛んとなりましたが、19世紀後半には機械化生産の進んだアメリカが技術で並びます。
IWC創業者のフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズは、アメリカ市場向けに高品質な腕時計を提供するため、スイスのシャフハウゼンに移り、スイスの伝統技術とアメリカの製造技術の両方を活かし、効率的に精度の高い時計を多数生み出します。
当初は懐中時計を主流とし、日本では懐中時計の代名詞とまでなりました。1915年から腕時計の生産を始め、クロノメーター規格ではなく優秀級クロノメーターよりさらに厳しい基準を独自に設けます。設計の基本が優秀であり、部品の材質・仕上げにコストをかけているため、メンテナンスにより長期使用が可能な高精度の製品が特長です。
写真のお品のように状態があまり芳しくない場合も、人気のブランドやシリーズの作品ですと、お買取りが可能となります。こちらのお品は文字盤単体でも中古市場でお取引がある程人気が定着しているため、痛みのみられる状態でもお買取りとなりました。
いわの美術では、年間を通じ美術品を始めとしたお品物を多数お買取りしております。IWCやオメガをはじめとしたブランド時計のお買取り実績も多数ございます。骨董品、ほかのアンティーク品などと合わせてお引き受けし、それぞれ専門の査定員が担当いたします。お電話でのお問い合わせのほか、メールにお写真を添付いただくとネットで無料査定することも可能です。ご売却をお考えの腕時計がありましたらぜひ、いわの美術へお任せください。