久保田号は筆の名産地の広島・熊野町の中でも名門の書道筆メーカーであり、熟練の職人が手作りで筆を作り上げています。
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが展示会のタイトルロゴなどを作成する時に愛用していることでも有名です。
熊野筆は広島県熊野町で生産された筆を意味し、筆の国内シェア約8割を誇ります。
学校向けなどに安価な熊野筆を大量生産する会社もありますが、久保田号は熊野筆の中でも最高峰であり、著名な書道家向けに至高の名筆を生み出す老舗です。
昭和の三筆の一人である手島右卿(てじまゆうけい)が愛用し、度々カスタマイズを要求していたことでも知られていました。
手島右卿が職人と切磋琢磨して開発したこだわりの最高級羊毫筆は、手島右卿自らが命名し、『寿昌』(じゅしょう)、『墨吐龍』(ぼくとりゅう)の銘柄で現在も生産されています。
久保田号の最高級羊毫筆は原毛を吟味精選し妥協は許さない為、在庫は安定していないので貴重です。
熊野町では現在約1500名の『筆司』(ふでし)と呼ばれる職人がおり、1本1本手作業で筆を制作しています。
その中でも12年以上の経験を積みかつ優れた職人のみが国に認定される『伝統工芸士』は現在20名しかいません。
今回お買取りした筆の製作者である碓井佐千江(真光)は、女性として初めて伝統工芸士に認定された筆職人です。
手島右卿の筆作りにも携わっており、手島右卿の様々なこだわりや要求に対応した経験を持つ碓井佐千江は、研ぎ澄まされた感覚で強さ、繊細さ、しなやかさを備えた筆を作り上げています。
お品物の状態にもよりますが、寿昌、墨吐龍のシリーズで穂丈が長い物は買取価格が期待できます。
他のシリーズの高級筆でも一度無料査定でお問い合わせ下さいませ。
査定の際は、筆のサイズによって価格が大きく変動するので、穂丈が何mmかをお知らせいただくか、もしくは筆と定規を並べて撮った写真を送信いただくと、より詳しい査定価格をお知らせすることができます。
もし共箱などの付属品をお持ちであれば、一緒にお出しになるとプラス査定です。
久保田号の筆であっても廉価版の筆もあり、状態によってもお買取り対象外のお品がありますので、詳細はお問い合わせ下さい。
いわの美術では久保田号の高級羊毛筆をお買取りしております。
コレクションの処分や遺品整理などでご売却をお考えの久保田号の高級羊毛筆をお持ちではないでしょうか?
今回お買取した久保田号の高級羊毛筆は最高級シリーズの『寿昌』であり穂丈約72mmの六号筆で、手島右卿生誕100年を祝って伝統工芸士である碓井佐千江(真光)が制作した逸品です。
多少の使用感は否めませんが、状態も比較的きれいであったので高価買取となりました。
いわの美術では高級羊毛筆を始め、書道具の買取経験が豊富です。
お手持ちの書道具一式処分などもお気軽にお問い合わせ下さい。
いわの美術の査定は無料で、WEB、LINE、電話のご都合の良い方法でご連絡いただき、お客様が納得された場合のみお買取りいたしますのでご安心下さいませ。
スタッフ一同ご連絡を心よりお待ちいたしております。