九州之図 古地図について
左の写真のお品物は、長崎の文錦堂が出版した刊行九州図の木版画です。
内題「九州九ヶ国之絵図」、地方図としても最初の刊行図として評価されております。
初出が天明期の刊行九州図で、長崎の文錦堂による文化10年(1813)の異種。4方位が四方向き合いに配され、内題の文字方向を基準にすれば西が天。全体の形はほぼ整っているところが特徴です。凡例の筆頭に、領主を示すための合紋を挙げ、居城・古城とある後、朱線と墨点は「村々道筋一里」としており、川とともに水色を与えられた海上では航路も示されております。
中央に位置する阿蘇山一帯は、山の境目が不明との注記を伴い、山形表現は、「英彦山」、「温泉岳」(雲仙岳)、「霧嶋山」などが挙げられ、一部に朱の着色もあります。
古地図とは?
古地図とは、科学的な図法、および測量法が生まれる前に、自分の足を使った情報収集と図面化をした手書き・版画地図の総称です。
専門店では、16~17世紀以前に作成されたものを古地図として、積極的に買取査定をしています。
また、中には江戸時代から昭和初期の比較的新しい古地図も歓迎する専門店もあります。
いわの美術では古地図のお買取りを強化致しております。
古地図のお買取りに際して大事なところは、お品物の状態と稀少価値です。
さらに、印刷物でない手書きのものですと、さらに稀少性が増し、高額でのお買取りが期待できますので、まずはいわの美術までご相談ください!
お問い合わせは、電話・メールにてお受けいたしますので、九州之図 古地図の売却をご検討されてる方がいらっしゃいましたら、いわの美術までお問い合わせ下さい。