この文字盤が12角のコンステレーションは、特徴的な美しいデザインにヴィンテージとしての魅力が加わり、数々の名作が存在するオメガのアンティーク腕時計の中でも別格の人気を誇ります。
オメガ コンステレーション12角ダイヤルは、文字盤のインデックス周りに立体的な傾斜が付いており、角度によって光の濃淡を美しく映します。
今回お買取りのモデルは縦横の線が文字盤の中心でクロスするクロスラインが見られ、独特の存在感を放っています。
インデックス(時刻の目盛り)は凸型のアップライトで、更にアクセントとして12時・3時・6時・9時がダブルインデックスになっており、上品で洗練された仕上がりです。
オメガが1950年に開発したオートマチック・クロノメーターというモデルは、最新技術の自動巻き上げ時計でありながら、スイス・クロノメーターの検定に合格という高精度も実現した、驚異の腕時計でした。
当時のヨーロッパでは時計の精度を競うコンクールが天文台で開催されており、世界中の時計メーカーが精度を競い合っていて、そこで入賞することが高精度の証明でした。
また、オメガはスイスの天文台での時計精度コンクールにて合計8個の入賞を果たしています。
1952年に空に輝く星にちなんで、新たな名称コンステレーション(Constellation 英語で星座の意味)として世界最高峰のスイス時計市場に君臨を始めました。
コンステレーションの象徴として、6時の位置に星のマークが、裏面には天文台の観測台と星のメダリオンが施されています。
星は時の動き、天文台は精度の象徴であり、その名称からオメガのコンステレーションへの自信が伺えます。
オメガ コンステレーション裏面のメダリオンには、天文台の観測台と8個の星があしらわれており、8個の星は天文台での時計精度コンクールで勝ち取った8つの記録を意味します。
多少デザインの変更はあるものの、オメガ コンステレーションのメダリオンは現行モデルでも天文台と8個の星で引き継がれています。
いわの美術では、オメガのアンティーク腕時計 コンステレーション12角ダイヤルをお買い取りいたしております。
こちらは遺品整理で出てくることが多いお品です。
コレクションの整理や、戴き物で利用する予定がない、などご売却をお考えの場合はいわの美術までご連絡下さいませ。
大切なお品を次の方へ引き継ぎさせていただきます。
今回お買取したオメガのコンステレーションは、傷やシミなどの傷みが多数ございました。
しかしながら動作品であったこと、人気の高い12角・クロスラインの文字盤であったこと、箱・保証書・替えベルト付きであったことから高額でのお買取りとなりました。
オメガのコンステレーション12角は1960年代頃に生産された腕時計であり、現存する物は状態が良くない物が多いですが、ファンが多くアンティークとしての価値もあるので、まずはいわの美術までお問い合わせ下さい。
いわの美術では査定料や手数料は一切頂いておりません。
また、宅配買取や出張買取もご利用頂けますので、お電話またはお問い合わせフォーム、LINEよりご連絡下さい。
スタッフ一同、ご連絡を心よりお待ちいたしております。