こちらの作品は一水会会員である宮本裕之の『観音崎』という風景画作品です。
観音崎は画家の居住する神奈川県の三浦半島にある、東京横浜の港を出入りする船が絶えず往来する浦賀水道の要所にあります。沖を航行するフェリーや小船を眺めているのか、岩場に人物が二人描かれ穏やかな想像力を呼ぶ作品です。
宮本裕之は静岡県清水市出身の画家で、若干20歳にて一水会入選し、その後多摩美術大学を卒業し活動を続けています。現在は神奈川県鎌倉市に居住、同じく鎌倉に居を構えていた中村琢二に1974年から師事し、画風に影響がうかがえます。中間色を用いた穏やかな風景、簡略でいて丁寧な無駄のないタッチで印象派的に描いていく柔らかな画面が特徴と言えます。
年譜
1943年 静岡県清水市に生まれる
1963年 一水会入選 これより毎回入選
1967年 多摩美大卒
1969年 清水にて第一回個展
1971、2年 清水、静岡にて個展
1972年 一水会展にて、山下新太郎奨励賞受賞
1973年 一水会会員推挙
1974年 東京銀座明治画廊にて個展
日展4回入選 中村琢二に師事
神奈川県鎌倉市在住
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