駒井 哲郎 | こまい てつろう |
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1920年(大正9)~1976年(昭和51) 享年56歳 | |
銅版画家 | |
東京藝術大学・多摩美術大学 教授 |
銅版画の詩人の異名を持つ銅版画の巨匠です。
木版画主流であった戦後の日本の版画界に銅版画の魅力を広めた一人です。
夢と狂気の狭間に揺れる白い紙と黒いインクの世界は、人の内面の現実を描いています。
駒井哲郎がストイックに刻んだ鋭い線と絶妙な濃淡の面は、作品の写真ではなく本物を見てこそ感じ取れ、デジタル社会の現代人の心に染みるものです。
駒井哲郎は氷問屋で後に製氷工場も経営した富裕な家に生まれました。
慶應義塾の幼稚舎に通っていた頃から版画に熱中し、普通部に在籍中は銅版画のエッチング技術の魅力に囚われ、大学は内部進学ではなく東京美術学校で油画を学びます。
1944年-1945年に第二次世界大戦に召集された後、戦後美術の幕開けとともに駒井哲郎の作品は大きな転換期を迎えました。
それまでの写実的な風景から内的な心象風景を表す作風に変化していき、人々に衝撃を与え国内外で数々の賞を受賞しました。
実験工房(1951~57年)という交流グループでは詩人・美術評論家・造形作家・作曲家・ピアニスト・照明家などとジャンルを超えた交流をしました。
駒井哲郎が1958年に詩人・大岡信の詩と自身の銅版画の共演で作品を制作したことをきっかけに、多数の詩人とコラボレーションを果たした数々の詩画集は、未だ中古市場で人気が衰えることはありません。
いわの美術では駒井哲郎の銅版画、詩画集をお買取りいたしております。
駒井哲郎自身が刷った銅版画作品や銅版画入りの詩画集は発行部数が限定されており、お買取価格も期待できます。
安東次男 | 埴谷雄高 | 大岡信 | 金子光晴 |
小山正孝 | 中村稔 | 永田茂樹 | 野間宏 |
丸山薫 | 馬場駿吉 | 福永武彦 | 青柳瑞穂 |
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