長船長光の刀剣をお買取り致します。【2020年買取・新着情報】

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新着情報

長船長光の刀剣をお買取り致します。

2020.9.28

長船長光の刀剣をお買取り致します。



いわの美術では刀剣のお買取りを行っております。

美術的に価値の高い「美術刀剣」としてお買取りしたものの中から、古刀・名刀と名高い長船長光の一振をご紹介いたします。

拵えも見事な脇差は鍔の細工も見応えがあり、浅い腰反りと踏ん張りのある刀身は、重ねは厚く庵棟にふくら付きの鋩となり、鋭い姿をしており美術的な価値の非常に高い刀剣と言えます。

茎に長光の銘、登録証も添付され、確かなお品物として高評価にてお買取りいたしました。 



長船長光とは

長船長光(おさふね ながみつ)は現在の岡山県に相当する備前の国で古くから栄えた陶工一派の一人です。

備前は古刀期において最大の産地であり、長船派は各時代を捉えた作刀で一大勢力として栄えました。

長船長光は古刀期の刀工のなかで現存する在銘作刀が最も多く、国宝6点・重要文化財28点・重要美術品36点にも及んでいます。


作刀期は銘が切られた作から鎌倉時代後期の正応年間~永仁、正安、嘉元年間と考えられ、元寇による需要増大に応え工房化を図る一方で、品格のある完成度の高い造形を貫き、後世の手本となる名刀を多数残しています。

近世の一時期長船長光は2代に渡ると考えられたものの、現在では同一人物との説が有力となりました。


親である先代は長船派の始祖・古備前光忠で、長光の子息には景光(かげみつ)が続きます。

同時代の同門には長光の弟とされる真長(さねなが)や、長元・真光(さねみつ)・近景(ちかかげ)らの名工が連なっています。

とくに長光・真長・景光を長船三作といい、切先の中に刃文を焼きいれる難易度の高い帽子技術に優れていたため、帽子三作とも呼ばれました。


 


古刀五箇伝の一派、備前

備前国の歴史は古く、前身である吉備国は、古墳時代に畿内と出雲に次ぐ勢力を誇る地域でした。

吉備国は弥生時代から塩の産地となり、6世紀後半には鉄の生産が始まり、4番目に大きな古墳である造山古墳を擁する強国でしたが、7世紀末に分国し備前国・備中国・備後国となります。

氏族・豪族の勢力が強く、また塩と鉄の産出に加えて地理的要因に恵まれ、水運と海上交通の利便により発展しました。

平安時代に優れた刀工が集まり、古刀の五箇伝に数えられる他の産地(大和・山城・美濃・相州)のなかでも群を抜いて多い1200名もの陶工を抱え、現在残る名刀の7割が備前の物と言われています。



長船派と一文字派

備前派を代表する刀工に長船派と一文字派があります。

鎌倉時代中期に吉井川沿いの岡山県長船町にて、光忠による長船派、則宗による一文字派が興り、元寇による急激な刀剣需要とともに発展しました。

一文字派の初期は福岡一文字派といい、則宗の直系でしたが、鎌倉末期には別流派の吉岡一文字派が取って代わり、長船派に次いで国宝指定の刀剣の多い一大流派となります。



長船派は光忠から長光へと続き、のちの本阿弥光悦によって長船四天王とされた名工(長光、兼光(かねみつ)、長義(ながよし)、元重)を輩出しました。

それぞれ刀剣の需要が高まる時代背景と共にあり、長光は元寇による戦法の変化、兼光・長義・元重の作刀期には、鎌倉幕府崩壊後の動乱と徒武者による集団戦闘への変化が刀剣需要に繋がりました。

その後も室町時代には日明貿易の輸出品として、備前で量産品の刀剣が作られ、外貨利益獲得の重要な役割も果たしています。

長く栄えた備前長船の刀匠でしたが、1590年の吉井川の大氾濫で長船派刀工の工房ならびに居住区が甚大な被害となりました。

生存した刀工によって技術継承が成されましたが、多数の刀工が亡くなり備前長船派は衰退に向かうこととなりました。

 

長船長光の刀剣をお買取りいたします。

長船長光の代表作である太刀、「大般若長光」は国宝に指定されています。

古来名刀と名高く、室町時代に銭六百貫という破格の代付がされ、これが仏教典の大般若経六百巻に例えられ、通名となりました。。

多作であった長船派の刀剣は、関東大震災や第二次大戦後の接収など度重なる苦難を超えて残されている物が比較的多く、長船長光による刀剣も蔵などに旧蔵されているケースがございます。


刀剣のご売却をお考えの際には、品物の状態と並んで銃砲刀剣類登録書の有無を確認する必要がございます。

昭和21年銃砲等所持禁止令以降、日本刀は「美術品として価値あるもの」としてのみ所持を許可されています。

昭和33年の銃刀法施行以前から所蔵される刀剣は、まれに登録書が無いことがあり、この場合は売却せず所持される場合も、居住地域の警察署に届け出をして登録が必須となります。

いわの美術では美術刀剣類をお買取りしております。

刀剣の価値を見定めるには知識と経験が必要とされますが、弊社では専門の査定員が拝見し確かな評価でお買取りさせて頂きます。

お問合せ、お買取りのご依頼はお電話・メール・LINEにて承ります。

メール・LINEにてお写真をお送りいただきますとオンライン無料査定がご利用いただけます、ご検討くださいませ。

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