いわの美術では墨壷の買取を行っております。
墨壷とは建築現場で基準墨となる地墨や腰墨を引くために使われる道具です。
墨壷は古代エジプト時代から使われており、現在の形のように墨壷と糸と糸車の全てを一体化したのは古代中国からだといわれています。
日本に現存する最も古い墨壷は正倉院に保管されています。
墨壷の素材は木なので、お写真の墨壷のように工芸品として細密な彫り物や装飾がされている物も多くございます。
このように細密な彫り物や装飾がされている墨壷は高価買取が期待できます。
先ほどもお話させていただきましたが、墨壷には細密な彫り物や装飾がされているものがございます。
墨壷で有名な一文字正兼はとても腕の良い墨壷職人でした。
小学校を卒業してから墨壷作りを始め、地元の問屋からの要望で鶴亀彫刻の墨壷を彫った事がきっかけで墨壷職人として有名になりました。
その後、一文字正兼と名乗るようになってからは注文で5寸以上の装飾彫刻の大墨壷を彫るなど墨壷に革命を起こしました。
一文字正兼と銘の入った墨壷は高価買取が期待できる墨壷です。
墨壷は大工道具です。現在の大工さんは墨壷を使う方が少なく、大工道具としての需要は少ないものとなっています。
買取の際は、彫り物がない墨壷はお買取が難しく、中にはお値段が付けられない場合もございます。
墨壷の買取をご希望の方は、お写真を撮っていただきメールに添付していただけると買取額をスムーズに提示できるかと思います。