セーブルはフランスが誇る国立製陶所で、世界でも珍しいタイプの製陶所になります。
商業目的で製作される事がほとんどなく、セーブルで作られる食器はフランス国賓などに贈られるために作られます。
そのため、最高の品質の作品を生み出す事に力を注いでおり、年間の生産量が6000ピースと極端に少なく、一般に出回りにくい事から「幻の陶磁器」と呼ばれています。
セーブル窯には前身の窯があり、デュボア兄弟が国王の支援を得て開窯したヴァセンヌ窯が前身の窯となります。
1756年にルイ15世の寵愛を受けていたポンパドール婦人によってパリからベルサイユの眼下セーブルの地へ移す事になり、王室御用達窯から国窯へと昇格し、セーブル窯と名乗るようになり、現在に至ります。
そんな歴史の長いセーブルの洋食器。いわの美術では高価買取で対応しております!!
セーブルにはとても長い歴史がございます。18世紀に開所してから現在までに実に多くのデザインパターンと形、色が生み出されてきました。
24金を使った金彩文様は数千種類にも及ぶそうで、そのすべてが転写紙によって厳格に管理されています。
転写紙を利用して文様を磨り込みますが、その後職人の手によって1つ1つ丁寧に仕上げられていきます。
転写紙を使わずに直接絵付けを行う場合もあり、そういった作品は高価買取対象となってきます。
また、セーブル作品の裏面には生産された時期や携わった職人の情報などがマークで記されており、この情報を読み解く事でいつ頃作られた作品なのか判断する事ができます。
もちろん、年代が古く綺麗な状態であれば高価買取が期待できます!!しかし、古くて高価買取が期待できるセーブル作品でも欠けや金彩などのはげがありますとマイナス評価となり買取額は下がってしまいます。