前回、フランスの国立製陶所であるセーブル窯をご紹介しましたが、今回はセーブルスタイルについてお話させていただきます。
セーブルスタイルとは18世紀中頃にパリを拠点とする中小窯の総称として使われており、別名をパリ窯といいます。
フランスでは18世紀中頃まで、セーブル窯以外での陶器の製造が禁止されていました。
1780年になるとセーブル窯の独占権が廃止され、様々な中小窯が急激に増えていきました。
当時、セーブル窯で作られたものは王室や一部の高級貴族でしか入手できない品物でした。
そこで、セーブル窯で作られた作品を手本に様々な窯でセーブル風の作品が作られるようになりました。
特に盛んに作られたのが金彩、金盛りを多く用いたロココ調の作風で、天使や仲睦まじい恋人たちが描かれた物が多いのもセーブルスタイルの特徴です。
中にはセーブル窯を凌ぐほどの素晴らしい作品のセーブルスタイルもあり、近年では高級美術品として認められたセーブルスタイルはオークションなどで高値で取引されています。
いわの美術では、セーブルスタイルの買取に力を入れております。
ご売却をお考えのセーブルスタイルがございましたら、いわの美術にご相談下さい。
セーブルスタイルは中小の様々な窯で作られたセーブル風の作品の総称です。
そのため、セーブルスタイルとよばれる全ての物が高価買取となるわけではありません。
セーブルスタイルはミントン、ヘレンド、リモージュ、コールポート、シャンティリーなど有名陶磁器メーカーも製作しています。
特にミントンにはお写真のようなセーブルスタイルのみに付けられる専用の刻印がございます。
セーブルスタイルはメーカー、美術品的価値、作られた年代によって買取額が変わってくるお品物です。
ご売却をお考えのセーブルスタイルがございましたら、刻印等を確認してからお問合せ下さい。
また、よく分からない場合はカップなどの裏にあるマークの写真をメールにて送っていただければ弊社の方でお調べいたします。
セーブルスタイルのご売却をお考えの方は、全国でセーブルスタイルの買取実績のあるいわの美術にお任せください!!