上村松篁は美人画で有名な上村松園の長男で、親子2代に渡って文化勲章を需要した日本画家です。
上村松篁は母親の影響は受けているものの、画風は絵画専門学校の時の師である西山翠嶂の影響が大きく出ています。
そのため、得意としているものも美人画ではなく花鳥画を得意としています。
特に鳥には強いこだわりを持っています。
上村松篁は幼い頃、母・松園は製作活動に追われなかなか母と触れ合う機会も無く、松園が未婚という事もあり、遊び相手は野生の小鳥たちだったそうです。
時には遊び、違う時には写生をしたり…そんな幼少時代が日本画家・上村松篁を生み出したのだと思います。
上村松篁の花鳥画は、アトリエで1000羽以上の鳥を飼っていた事もあり、多種多様に描かれています。
また、海外の鳥たちにも興味を持ち、インドやオーストラリア、東南アジア等も旅行したそうです。
花鳥画に秀作を残している上村松篁の作品はいわの美術では高価買取で対応しております。
日本画と聞くと掛軸などを思い浮かべる方も多いかと思いますが、リトグラフや版画の作品も日本画には多く存在します。
リトグラフにはお写真のように作品の表面に鉛筆等でサインと刷った枚数、そして落款が直接記載されています。
64/120となっていますが、これは1枚の版で120枚刷り、その内の64枚目という事になります。
リトグラフの買取では、何枚目に刷られたかどうかによって買取額が変わる事はございません。
ポスターのような印刷物にはこの数字やサインの記載はなく、いわの美術でもポスター等の印刷物に関しましてはお買取りする事ができません。
ご処分をお考えの上村松篁のリトグラフがございましたら、まずはサイン等を確認して頂き、いわの美術までご連絡下さい。
また、よく分からない場合はメールにお写真を添付していただけますと画像を見ての簡易査定も行っておりますので、こちらも合わせてご利用下さい!!