掛軸は床の間に飾る表装された書や日本画の事ですが、季節によって掛け替えて楽しむ事ができます。
現在では、洋間のお宅が増えてきたため、掛軸の需要は減りつつありますが、飾る床の間が無くてもコレクターの間では今でも根強い人気を誇っております。
掛軸は飛鳥時代に中国から仏画として入ってきましたが、鎌倉時代になると、禅宗の影響による水墨画の流行から掛軸も「掛けて拝する」仏教物画の世界から、花鳥風月の水墨画など、芸術的価値の方が高くなっていきました。
今の掛軸を飾る文化は鎌倉時代に生まれた物だったんですね。
この他にも江戸時代に入ると、文人画などの派手な表装が好まれるようになり、大和錦・絵錦唐織など複雑な文様の織物が好まれ、西陣など織物を使った掛軸が増えてきました。
掛軸の買取では、絵や書の作家はもちろん、使われている材質(軸が象牙や紫檀、黒檀ですと高くなります)や、肉筆か印刷物かによって買取額が変わってきます。
特に有名作家の作品ですとそれだけでも価値があり、高価買取が期待できます。
また、掛軸を仕舞っておくための木箱の有無も買取額に影響を与えます。
1点でのお買取りが難しい掛軸の場合は、何点かまとめてでお査定を付ける場合もございます。
価値がないから…とご自身で判断して処分してしまう前に、まずはいわの美術にご相談下さい。
掛軸は床の間に飾るもの以外に「茶掛」と呼ばれる茶道具としての掛軸があるのはご存知ですか?
茶掛けは通常の掛軸に比べると幅が細く、禅語が書かれているものや、季節の絵が描かれているものがほとんどで、あまり色鮮やかではない落ち着いたものが多いのも茶掛けの特徴です。
茶掛も掛軸同様、1点ではお買取りが難しいお品物や、1点でも高価買取となるお品物がございます。
中古品は常に市場相場が動いています。
今現在は高く取引されている掛軸でも数年後には価値が下がっている場合もございます。
飾るご予定の無い掛軸、茶掛がございましたら、年間に多くの掛軸、茶掛の買取実績のあるいわの美術にお任せ下さい!!