明治時代を代表する日本画家として有名な菱田春草は、日本画に新しい技術を取り入れた画法を生み出し、当時の展覧会の審査員に理解をされず、正当な評価を受けなかった事は有名な話ですよね。
菱田春草は真実を描きたいという気持ちを強く抱いており、日本画から線をなくした無線描法を試み、色彩の濃淡のみで対象を描く技法で木の葉の虫食いまでもリアルに描いた今までと違う日本画を発表し、現代日本画界に影響を及ぼし、現在の日本画があるのも菱田春草あってこそ、確立されたものでした。
そんな現代日本画界を代表する菱田春草は37歳という若さで病魔に蝕まれ亡くなっているため、現存する作品は少なく、肉筆画ですと稀少で買取額が高くなっております。
菱田春草の掛軸、額装、木版画、屏風など様々な作品はいわの美術が高価買取いたしますので、菱田春草の作品をお持ちでしたら、お気軽にご相談下さい。
いわの美術は、菱田春草以外の日本画も高価買取を行っております。
日本画というのは、岩絵の具といわれる鉱物等を細かく砕き、粉にしたものを膠で溶いて使う絵具を使用し、紙や絹、屏風などに描くもので、洋画でいうと水彩画に近いタッチで描かれているのが特徴です。
現代日本画では岩絵の具を使用しただけで、水彩画とほとんど変わらないような作品が多いのですが、昔の作品には花鳥画、山水画、美人画など掛軸となっているものが多く、中には色紙に描かれているものもございます。
どのタイプの日本画もお買取りすることができますが、日本画の買取では作者、モチーフ、作品の状態が買取額に影響してきます。
特に掛軸には共箱と呼ばれる掛軸を収める木箱がございます。
この木箱は紛失してしまう方も多く、木箱がない掛軸は有名作家の作品でも買取額が下がってしまいます。
のちにご売却をお考えであれば、木箱の保管も大切にしておく事、どんなに汚れていたり破損していようとも処分をしない事をお勧め致します。
作者がよく分からないけど、価値があるかどうか分からない日本画がございましたら、いわの美術にお問合せ頂ければ、作品の特徴をもとにお調べし、買取額を提示しておりますので、お気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい。