お写真の虎の絵、すごい迫力ですよね。
こちらは写真でも実写でもなく日本画なんです。
大橋翠石という方の作品で、明治から昭和にかけて活躍した「虎の翠石」と呼ばれ、虎を描かせたら隣に出る者はいないといわれています。
大橋翠石は幼い頃から絵を描くのが得意だったようで、南画家・戸田葆堂とその師である天野方壷らに日本画を学んだようです。
躍動感に溢れた大橋翠石の描く虎は、緻密な毛書きがリアル感を一層高くし、まるでそこに本物がいるかのような錯覚までも感じてしまうのが特徴です。
国際的な博覧会で金賞など多くの賞を受賞し、明治天皇、皇后や朝鮮の李王家にも絵を献上するほど素晴らしい功績を持っています。
いわの美術では、大橋翠石の作品の高価買取を行っております。
掛軸はもちろん、屏風絵なども残しておりますので、ご自宅にリアルな虎の絵がございましたら、いわの美術までお問合せ下さい。
大橋翠石の作品の特徴は何と言っても猛々しい虎が描かれたものなのですが、この虎は輪郭線を描かずに表現されているのをご存知ですか?
写真では分かりにくいかもしれませんが、実際に大橋翠石の作品を見る機会がございましたら、近くで見てみると虎の縞模様のみを描いて、後は濃淡で虎を表現しています。
だからこそ、リアル感が増しているんですね。
また、大橋翠石の作品は「翠石」の文字と落款が記されています。
この文字は一般の方では読み取る事が難しいかと思いますが、この文字からいつ頃描かれた作品なのかを読み解くこともできます。
大橋翠石の作品は、初期、中間期、晩年期、最晩年期の4つに分ける事ができ、一番盛り上がっていた頃は晩年期の作品で、濃密な背景と金泥や胡粉で毛描きが加えられるなど洋画に影響を受けた作風が特徴的で、高価買取が期待できます。
いわの美術では、大橋翠石の作品の評価買取を行っております。
作品の状態や出来栄え、現在の市場価格から導きだしたお値段を提示して買取を行っておりますので、ご売却をお考えの大橋翠石の作品がございましたら、お電話、メールにてお問合せ下さい。