お写真のお品物は澤田文一の油彩画「ナオミ」という作品です。
このお写真を見て、どういった印象を受けましたか?
暗い色調の中にも暖かさを感じ、幽玄な雰囲気が漂う何とも不思議な魅力を持つ絵だと思いませんか?
澤田文一は作品を描く時に、まずはキャンバスを真っ黒に塗りつぶすそうです。
その真っ黒に塗ったキャンバスに色を付け、どんどん光を与えていくことによって、澤田文一の作品は完成します。
なぜ、このような特殊な描き方をするのかというと、これは澤田文一の幼いころの経験が影響しているそうです。
澤田文一は北海道に生まれ、幼い頃から貧困と北海道の厳しい寒さに耐えながら苦難に満ちた日々を送り続けていました。
そういった経験が、心の闇を生み出し、それを絵画という作品で表現しているそうです。
しかし、澤田文一の作品は、苦難に満ちた日々をそのまま作品にしているようには思えず、そこには闇の底から這い上がる人間の強さや、慈悲の心なども感じる事ができます。
そんな、澤田文一の作品に目を付けた画廊の主人に力添えもあって、澤田文一は一躍時の人となりました。
しかし、長い間消息不明となってしまい、人々の心から澤田文一の記憶が薄れてきた頃、また別の画廊に助けられ、作家として見事な復活を遂げたのが2012年の出来事でした。
そのため、澤田文一の作品は徐々に人気が高まってきているため、いわの美術でも買取を強化している作家の一人です。
ご自宅に少し暗い雰囲気を持つ女性像の油彩画はございませんか?
澤田文一の作品でしたら、高価買取が期待できますので、いわの美術までお電話、メールにてお問合せ下さい。
油彩画は大きさや描かれているモチーフ、油彩画の状態によって買取額が決まってきます。
あまりにも大きすぎる油彩画は、飾れる場所が限られるため、需要が少なく買取額が思ったほど高くないのが現状です。
油彩画は保管場所が悪いと油絵具のひび割れや剥がれ、変色が起きてしまい価値が下がってしまう事がございます。
もちろん、油彩画のひび割れや剥がれ、変色があってもいわの美術ではお買取りする事が可能ですし、額装されていない剥き出しのままの油彩画でも買取を行っております。
また、額装されている油彩画には額の裏側に「共シール」と呼ばれる画廊のシールが貼られている場合がございます。
この共シールは真贋を保障する役割を持ち、作品のタイトルや作家の自身のサインが書かれている事がございます。
お問合せの際は、この共シールが貼ってある場合はその内容をお伝え下さい。
また、タイトルの分からない油彩画は額から取り外していただき、キャンバスの裏を見てみると、作家名やタイトルが書かれている事がございますので、確認の上、ご連絡頂けるとお査定がスムーズに進みます。
油彩画の買取で何か分からない事がございましたら、お気軽にいわの美術までご相談下さい!!