アンティークの高級壁掛け時計といえばグスタフ・ベッカーと呼ばれるほど有名な壁掛け時計で、時計の内外全てに芸術という美学を求め最高技術と最高品質で作られるヴィエナクロックの王様としても知られています。
ドイツ生まれの時計職人グスタフ・ベッカーはドイツ、オーストリア、スイスの時計メーカーで修行を積み、1847年にポーランドで小さな時計工房を開きました。
設立当初は資金難で多くの時計を制作する事はできませんでしたが、博覧会で金賞を受賞したことがグスタフ・ベッカーの最大の転機となり、シンプルな振り子時計から豪華な手彫り装飾を施した高級時計を手掛けるようになりました。
また、グスタフ・ベッカーのトレードマークは博覧会の金賞のマークがモチーフとなっています。
ゼンマイを使ったシンプルかつ安価な時計を作るシュバルツバルトと劇的な戦略合戦を繰り広げ、その地位を確立していったグスタフ・ベッカーですが、また資金難に苦しむ事となり、企業連合を設立したり、他社に買収されたりで第二次世界大戦のあおりを受け、1939年には姿を消してしまいました。
グスタフ・ベッカーの時計は初期の頃は、先ほども話した通り、資金難のため多くの時計を作る事ができず、現存する数が少ないため、高価買取が期待できます。
また、グスタフ・ベッカーの後期に作られていた時計は特注品のクオリティの高いものが多く、現在でも良品が数多く残っていますが、もともと高価な時計という事と、アンティークの時計は修理をして使用している方も多く、オリジナルのケースや部品の状態で残っている場合は高価買取となっております。
引っ越しやインテリアの模様替えなどで処分をお考えのグスタフ・ベッカーの時計がございましたら、いわの美術が高価買取致します。
グスタフ・ベッカーの時計にはお写真のような形のトレードマークとシリアルナンバーが刻まれています。
このマークとシリアルナンバーによって製造年数が分かるようになっており、製造された年数によって買取額が変わってきます。
グスタフ・ベッカーといえば壁掛け時計が有名ですが、置き時計や通称「ヘソ目」と呼ばれる目覚まし時計の制作も行っており、こちらも買取対象のお品物となっております。
また、1880年~1890年代のグスタフ・ベッカーの時計の背面に六芒星の中央にAの文字の印がある事がございます。
これは、ケースをグスタフ・ベッカーに提供していたアドルフ・シュテルンという会社のマークという事で偽物という訳ではございません。
この時代のオリジナル作品は木彫りや世席細工が随所に施され、丁寧な作りの時計も多く、こちらは高価買取が期待できるお品物となります。
グスタフ・ベッカーの時計は、大きさもあるためいわの美術では出張買取でお伺いしております。
壊れていて現在動かない状態でも修理をすれば治る程度の故障であれば、正常に動くものと比べると買取額は下がってしまいますが、買取を行っております。
もちろん、部品が足りない、少し破損しているグスタフ・ベッカーも買取対象です。
売却したいグスタフ・ベッカーがあるけれど、まずは価値がどれくらいあるのか知りたい…そんな方もお気軽にいわの美術までお問合せ下さい。
いわの美術では、査定、鑑定料などお客様に請求する事は一切ございません。
弊社が提示した買取額にご納得頂けるようでしたら、そのまま買取の手続きを取らせて頂きます。
グスタフ・ベッカーの買取なら、いわの美術にお任せ下さい。