お写真のお品物、皆さんは何に見えますか?
これは、アイヌ刀と呼ばれるアイヌに伝承される儀礼用の刀剣です。
アイヌの言葉では「イコロ(宝物)」「エムシ(刀・帯刀・太刀)」と呼ばれており、実用性よりも飾り物としての意味を強く持ち、結納品、償い品、戦利品として扱われていたようです。
アイヌの人々は製鉄技術を持っておらず、刀身はヤマト(日本)で製作したものを交易で入手し、柄や鞘などの拵えをアイヌ独自の工芸品作りました。
そのため、アイヌ刀の刀身は日本刀の太刀の形式をとっているのも特徴です。
また、鞘はすらりとした刀身に対して湾曲している物が多く、これもアイヌ刀の特徴といえます。
アイヌ刀は古い時代から家宝として受け継がれているものと、美術品として復元したもの、作家が制作したものがございます。
どちらもいわの美術では買取る事ができるアイヌ刀ですが、お土産物店で売っているような手軽なものは買取る事が難しくなっております。
アイヌ刀のご売却をお考えでしたら、アイヌ刀の買取実績のある、いわの美術にお任せ下さい。
お写真のアイヌ刀は高野繁廣のアイヌ刀です。
高野繁廣は東京から北海道二風谷(ニブタニ)へ移り住み、夫婦そろってアイヌの工芸品の制作を行っております。
アイヌ刀には先ほどご紹介した儀礼用のエムシの他にもナタのような役割を持つマキリという刀もございます。
お写真は小ぶりなので、女性用のメノコマキリと呼ばれるアイヌ刀です。
高野繁廣のアイヌ刀は高価な物以外はニスを塗らず未塗装となっており、新品の状態と使い込まれた状態とでは、木に艶が出て、違った趣を感じる事ができます。
高野繁廣のアイヌ刀はその卓越した技術と、アイヌに伝わる伝統工芸の魂のもとに制作されており、多くのアイヌの人たちもアイヌの血を引いていない高野繁廣の作品を高く評価しています。
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