サーカスや道化をモチーフにした独自の世界観でメルヘンな世界を描く塙賢三の作品は、亡くなった今でも人気の高い作家として知られています。
主に道化をモチーフにした作品が多く、一色で塗られた背景に表れる三角帽子の道化の姿はとても印象的です。
道化は喜怒哀楽を表に出す事が許されていないため、塙賢三の描く道化は喜怒哀楽を表現するために背景の色にこだわっているように見えます。
お写真の作品はどことなく哀愁漂う道化の周りに小さなサーカス団員が描かれており、道化にとってサーカスとは何か?を考えさせられているようなそんなシーンにも見えます。
表情を持たない道化と背景に余計な物を描かない事で、絵を見て受け取る側の想像力次第では、1枚の絵でも様々な世界観を感じる事ができるのも塙賢三作品の魅力です。
塙賢三の作品をお持ちではないですか?
お写真と似たような絵がご自宅にもあるという方は、ぜひ、いわの美術にお譲り下さい!!
塙賢三の作品には油彩画とリトグラフの2種類がございます。
油彩画は文字通りキャンバスに油絵具で描かれているため、額も厚みのあるしっかりとした額に納められている事が多いかと思います。
また、作家が直接描いた作品ですので、サイズや保存状態にもよりますが買取額は高くなっております。
リトグラフとは塙賢三の原画をもとに、1つの版であらかじめ決められた枚数を印刷したもので、油彩画と比べると買取額はそれほど高くはございません。
ただし、リトグラフでも最初に刷られた枚数が少なければ買取額が高くなる場合もございます。
リトグラフには必ずエディションナンバーがふられています。
1/200と書かれている場合、分母の数が刷られた枚数を表していますので、お問合せの際は、こちらの番号もお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
また、塙賢三の作品には道化やサーカスを題材にしたもの以外にも風景画の中に豆粒のように小さな人物を描いた作品もございます。
どちらかという道化をモチーフにした作品の方が人気がありますので、買取額は少し下がってしまいますが、こちらも買取できる塙賢三の作品ですので、ご売却をお考えでしたら、日本全国で塙賢三の作品買取を行っている、いわの美術にお任せ下さい。