江崎孝坪は昭和時代に活躍した長野県出身の日本画家で、画家を目指して上京し、呉服店で図案を描くかたわら、蔦谷龍岬に大和絵を学んでいました。
蔦谷龍岬が亡くなると、歴史画を得意としていた前田青邨に師事しました。
前田青邨は大和絵の伝統を軸に肖像画や花鳥画など広い作域を見せ、武者絵に関しては鎧兜の精密な描写は実に見事です。
江崎孝坪も師の作風に影響を受けていた事もあり、戦前は戦争を題材にした作品を多く展開していましたが、戦後は服装や儀式などその時代を忠実に再現する古典的な歴史画を手掛けるようになりました。
第8回帝展で「晩秋」が初入選を果たし、以後官展系を中心に活躍し、舞台装置や映画の美術考証、小説の挿絵などを手掛けています。
中でも有名なのが黒沢明監督の「七人の侍」「蜘蛛巣城」の美術考証、吉川英治「太平記」、井上靖「真田軍記」「風林火山」といった時代小説の挿絵を手掛けた事です。
江崎孝坪の作風は一般的な日本画に比べると輪郭線が太く、単純化したデザインが特徴で、どこか親しみやすさを感じる事ができます。
いわの美術では江崎孝坪の作品の買取を日本全国で行っておりますので、ご売却をお考えの江崎孝坪の作品がございましたら、いわの美術にお任せ下さい!!
江崎孝坪は日本画家ですので、掛軸を中心に歴史画以外にも花を題材とした作品も多く描き残しています。
江崎孝坪の作品には「孝坪」というサインと落款が記されています。
ご自宅にある掛軸や額装の日本画に「孝坪」という文字がありましたら、それは江崎孝坪の作品かもしれません。
いわの美術では誰の作品か分からない日本画でも鑑定料無料で鑑定を行っております。
弊社が提示する買取額にご納得頂けない場合でも鑑定料を請求する事はございませんので、気になるお品物がございましたら、いわの美術までご相談下さい。
鑑定するお品物がたくさんある場合は出張買取で、少ない場合は宅配買取、またはメールにお写真を添付して鑑定を行う簡易査定を行っています。
江崎孝坪の作品を含め、日本画の鑑定、買取ならいわの美術にお任せ下さい!!