北村静香(きたむらせいこう)は岡山県の知る人ぞ知る金工作家で、岡山県重要無形文化財の指定を受けています。
昭和時代に活躍した北村静香は鉄瓶や銀瓶などを数多く手掛け、亡くなって数十年経った今でも中古市場では高値で取引されています。
北村静香は真鍋静良に師事して一塊打出しの技法を習得し、師の名前の一文字を譲り受け、独立して北村静香として活躍しました。
ちなみに北村静香の本名は茂雄といい、師である真鍋静良はのちに備前焼を学び、真鍋半入居という名で備前焼作家として金重陶陽窯で作陶をしています。
金工には「鍛金」「鋳金」「彫金」の3種類の技法に分けられ、北村静香が得意とした技法は「鍛金」の中の一塊打出しという技法で、この技法は金属の板材を叩いて部分的に地金を延ばすことで三次元の立体に仕上げる技法です。
そのため、打出しの技法で作られた鉄瓶、銀瓶にはハンマーで叩いた跡が模様のように残っており、この模様も熟練した職人でなければ均等になりません。
また、加工がしやすい銀を使う事が多く、銀瓶は銀の価値もありますので、買取額は高くなります。
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北村静香の作品には底の部分にお写真のようなマークが記されています。
このマークと同じものが記された鉄瓶、銀瓶をお持ちでしたら、いわの美術が買取ますので、まずはお電話、メールにてお問合せ下さい。
また、北村静香は鉄瓶、銀瓶以外にも香炉や皿なども手掛けており、こちらも買取可能なお品物です。
共箱と呼ばれる箱に作家本人の箱書きがありますと買取額も高くなります。
共箱は邪魔になるからと処分してしまう方がいらっしゃいますが、汚れたり、破損しても処分せずに保管しておく事で買取額アップにつながります。
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