日本人でありながら、その生涯のほとんどを海外で過ごした洋画家がいました。
それが国吉康雄です。
岡山県で生まれた国吉康雄は、単身アメリカへ渡り、様々な美術学校で絵を学び、1922年にアメリカのダニエル画廊で開催した個展がアメリカメディアに大きく注目され、国吉康雄の素朴で独自性の強い作品が、ヨーロッパとも日本とも違うアメリカのモダニズムを生み出したとされ、ヨーロッパの模倣ではない、アメリカ画家としてアメリカに受け入れられた画家として知られています。
その作風は、「東洋趣味とモダニズムのユニークな混合」、「マルク・シャガールなどの表現主義に近い」など評され、現在でも高い人気を誇っています。
また、あまり多くの色を使用しなかった国吉康雄の作品は、中間色の微妙な色合いをとても大切にし、誰も真似が出来ないような色をキャンバスに描き出し、批評家たちは「クニヨシ・ブラウン」とか「クニヨシ・ホワイト」とか名付けて賞賛しています。
国吉康雄は長い海外生活の中で一度だけ、大病を患った父親を見舞うため日本に帰国した時期があり、日本でも作品を展覧会などに出品しますが、当時の日本の画壇には国吉康雄の作風は受け入れられず、日本の文化にも馴染む事ができなかったため、二度と日本に戻る事はありませんでした。
戦争によって、一時は肩身の狭い思いをして生活を送らなければならない日々が続き、辛い事を作品に表現していた事もありましたが、日本人の感覚から離れた独特の作風は多くのファンの心を掴んで離しません。
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国吉康雄の作品は油彩画はもちろん、リトグラフの作品も残しています。
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