平野遼は、一貫して人物を描き続けた画家として知られており、その作品は褐色、灰白色を基調にスイスの彫刻家・ジャコメッティに傾倒した細い線による人体表現で、目に見える形ではなく、心の中の人物を表現しており、気軽に飾れる作品というものはほとんど描き残していません。
これらは全て独学で学び、新制作展、自由美術家協会展に入選し、自由美術協会、主体美術協会会員などを経て、最終的に無所属画家となり、活動を続けました。
平野遼は幼い頃に母親を亡くしており、父親は酒を浴びるように飲む毎日を送っていたため、兄や姉がいましたが、次々と家を出て行ってしまい、最終的には父親と二人きりの生活を余儀なくされました。
そのため、内向的な性格となり、友達と外で遊ぶ事もせず、ひたすら家で大好きな絵を描く日々を過ごしていました。
こういった経験が平野遼の作品の根底を築き上げたと思われます。
人間の孤独を描き、魂の画家と呼ばれた平野遼の作品は重厚な抽象的な油彩画や鋭い筆致で描き出す人間の素描など、心に訴えかけてくる作品ばかりです。
そんな平野遼の作品のご売却をしませんか?いわの美術では、平野遼の作品の高価買取を行っております。
平野遼の作品は、「売る絵」として描いていないため、万人受けするモチーフではありませんが、北九州を代表する画家として知られています。
そんな平野遼の作品は油彩画はもちろん、生活するためにスケッチを売っていた頃もありましたので、スケッチの作品、そして夫人がお茶を嗜む事から、夫人の茶室で描いた水墨画がございます。
どの作品もいわの美術では評価して買取を行っており、特に油彩画は高価買取が期待できます。
しかし、保存状態が悪く、絵具の剥がれ、ひび、色褪せ、汚れなどは買取額が下がってしまいますので、今は売却する予定がない平野遼の作品であっても大切に扱う事で、売却時に買取額が高くなります。
平野遼の作品には「Ryo.H」「Ryo Hirano」などとサインが記されており、キャンバスの裏には作品タイトルとサインが記されています。
ご自宅にある油彩画の中に平野遼の作品があるかもしれませんので、処分してしまう前にサインを確認してみて下さい。
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