牧野虎雄は大正~昭和時代に活躍した洋画家で、日本美術学校在学中には黒田清輝、藤島武二の指導を受けました。
中学生の頃から画家になる事を夢見ており、美術学校在学中からその才能を開花させ、文展で入選を果たしています。
その文展の中止が決まり、その後に開催された1922年の帝展では審査員に推挙され、永久無鑑査の資格を得ている事も牧野虎雄の実力の高さを伺う事ができます。
旅行があまり好きではなかった牧野虎雄は、自宅やその周辺の景色を描く事が多く、室内や庭先といった身近な風景をモチーフに選んでいます。
また、初期の頃の代表作の中に「凧揚げ」がございますが、これは牧野虎雄自身も凧揚げが大好きだったようで、下落合のアトリエの壁には珍しい凧がいくつも飾られていたそうです。
ちなみに大酒飲みでポケットウィスキーを手放す事がなかったというエピソードも残されています。
西洋画をそのまま模倣するのではなく、南画の技法を取り入れ日本的な洋画を追求する牧野虎雄の作品は当時では異彩を放っており、注目されていました。
「槐樹社」や「六潮会」などの美術団体を創立し、現在の武蔵野美術大学や多摩美術大学の前身の美術学校で後進の指導にあたるなど、日本洋画壇に数々の功績を残しています。
しかし、食道がんを患い、56歳という若さで亡くなっており、そのためか流通している作品も決して多くない作家ですので、高価買取が期待できます。
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牧野虎雄は洋画家ですので、油彩画を中心に作品を残しています。
油彩画は保管場所が悪いとひび割れや剥がれ、汚れの付着などによって作品全体がくすんでしまう事があり、これは長年飾ったままであったり、額にも入れずキャンバスのまま保管していると起こってしまう現象です。
売却をお考えの際は、埃などをかぶっているようでしたら、少し綺麗にしておく事で買取額アップに繋がりますが、無理に掃除して作品を傷めてしまう恐れがありますので、強くこすったり、洗剤などを使って拭きとるような事は止めておいた方がよいかと思います。
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