陶磁器染付の分野で重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受け、日本の陶芸界に大きな足跡を残した近藤悠三。
近藤悠三の作風は一言でいえば豪快雄暉で、自然の草木、果実や山々などのモチーフを絵画的な筆致と濃淡の諧調によって表現しています。いわの美術では、近藤悠三の作品買取を致しております。
染付の人間国宝であった近藤悠三は、志野焼の研究をしていたこともありましたが、後に染付の制作に専念します。
奈良県の富本憲吉の工房の助手であった近藤悠三は、富本の「模様から模様をつくらず」という精神に感化されていきます。
梅やザクロ、アザミ、葡萄、山などを題材として自らのスケッチを基に、つけたてとぼかしを基調とした筆遣いにより濃淡を絵画的に表現しました。
それらの意匠は、器形と調和し、作家独自の豪快な作風を示しています。
その後は、呉須染付に併用して赤絵や金彩の技法を用い、さらに独特の作風を確立しました。
近藤悠三の作風は、文人画や禅画に通じる精神世界を有しているともいわれており、それは、あたかも陶器に描かれた水墨画ようです。
いわの美術では人間国宝であった近藤悠三の陶芸作品の買取に力をいれております。
買取査定に関する費用はすべて無料で行っておりますので、近藤悠三の陶芸作品のご売却をお考えなら、是非いわの美術までご相談ください。
人間国宝であった近藤悠三ですが、人気が高いのは独自の金彩作品です。
独特の技法で作られた近藤悠三の金彩作品は、刷毛目の痕跡を持った独特の風合いを持ち、呉須の色が黒くなるため、メリハリの利いた作品になっています。
近藤悠三によって生み出された壺、皿、瓢瓶、茶碗、杯など多様な器は、シンプルな形状の中にも心地よいのびやかさと美しさ持ち、そこにモチーフとなる梅や葡萄が染付、釉裏紅・赤絵・金彩など多彩な技法によってみずみずしく描写されています。
富士山や浅間山などの名山を描いた作品などは、雄大さを感じさせ、みる人々を魅了します。
いわの美術では、一点からでも高価買取が可能となっている近藤悠三の陶芸作品の買取を積極的に行っています。
近藤悠三は、京都の地にその功績をたたえた近藤悠三記念館がありますが、こちらの記念館では、作品の展示だけでなく、近藤悠三作品の真贋に関する正式な鑑定も行われています。
染付の人間国宝だった近藤悠三の作品は贋作も存在するため、こういったところから発行された鑑定書等がございますと、買取の際、高価買取となります。
近藤悠三の陶芸作品のご売却をお考えでしたら、美術品・骨董品などの買取実績豊富ないわの美術に是非ご相談ください。