ボヘミアングラスといえば、まず名前があがるのは、「モーゼル」ではないでしょうか。いわの美術では芸術性の高いテーブルウェアを製造するドイツでうまれた世界的ガラス器メーカー「モーゼル」の買取を強化しています。
モーゼルの歴史は古く、1857年ボヘミアガラス発祥の地に、ルードウィク・モーゼルが、ガラス装飾工房を設立したことに始まります。
当時は裕福なヨーロッパ貴族のために、品質の高い芸術性に富んだガラスを生産していました。その一方でモーゼルの作品をウィーンやパリなど権威ある産業見本市や万国博覧会に出品していました。
1870年代には、ドイツのヨゼフ皇帝の御用達として地位を確立し、国際的にもニューヨーク、ロンドン、パリなどに拠点を構えるなどの成功を収めていました。
その後、第一次世界大戦ではあまり痛手をおいませんでしたが、世界大恐慌・第二次世界大戦などで、家族が世襲していたモーゼル社は、一族の手から離れます。
第二次世界大戦中は、ナチスドイツ帝国の管理下に置かれ、大戦後に国有化されましたが、その後チェコスロバキアのガラス工場のリーダーとして返り咲きます。モーゼルは伝統的な技法を守りながらも、著名なアーティストを集め、ミラノ世界展、ブリュッセル世界展、モントリオール世界展に出品し、多くの賞を獲得し、ボヘミアガラスの権威としての地位を確固たるものにします。
現在は、モーゼルの名前を冠した株式会社として独立し、芸術性の高い"THE KING OF GLASS" ともよばれるテーブルウェアを製造しつづけています。
いわの美術では、希少価値の高いデザインのモーゼルの高価買取を行っています。
モーゼルのガラスはボヘミア クリスタルの中で最も高級なガラスとされています。いわの美術では、モーゼルの買取を積極的にしています。
モーゼルのクリスタルガラスは、100%全てマイスターと呼ばれるガラス彫刻家の手によるAll Handmadeで、同じものはふたつとない、高品質な逸品ばかりです。
クリスタルといえば一般的には鉛ガラスですが、モーゼルのクリスタルは、"Lead Free” 鉛(酸化鉛)を一切使わないエコロジークリスタルで、高品質のクリスタルガラスを作っています。
モーゼルクリスタルの特徴は、天然水晶に近い輝きで、光沢のある透明性を持ち、屈折率が高いことなどがあげられます。
また、モーゼルはドイツやイギリスの研究所の協力を得て、希土酸化物をガラスに混ぜ、天然貴石に似た貴石カラーとよばれる天然石にも似たカラーガラスの開発に成功しました。この貴石カラーは、光線によって色が微妙に変化する特色をもち、まるで宝石のような美しさを持っています。
モーゼルは、成型から加飾までの工程は全て100%手造りで、作品の一つ一つにマイスターの自己主張が表現されており、モーゼルを所有している人は愛着が湧くといいます。
モーゼルは、歴史と伝統に培われた格調高いボヘミアガラスメーカーですが、中でも1895年に発表されたインドのアリラジャプール回教君主の名を持つマハラニは特に人気を誇り、高価買取が期待できます。
また、1911年に発表のモーゼルのスプレンディッドは細やかな格子状のカットと、上品なゴールドの組み合わせた金彩技法を駆使した名品として知られています。スプレンディッドはエリザベス女王戴冠式の贈り物として使われたこともあり、市場でも高い人気となっており、こちらも状態により高価買取となっています。
モーゼルのガラス作品をご売却しませんか?いわの美術ではモーゼルを高価買取致します。