柳原義達(やなぎはら よしたつ)は、近現代日本を代表する彫刻家の一人で、裸婦立像や鳩像などの作品で知られています。
いわの美術では、柳原義達の作品買取を強化しています。
神戸生まれの柳原義達は、当初は日本画を志し福田平八郎の指導を受けていましたが、彫刻志望へ転じます。東京美術学校彫刻科へ進み、その時の指導教官は「東洋のロダン」とよばれた朝倉文夫や文化勲章受章の北村西望などでしたが、高村光太郎、清水多嘉示らから強い影響を受けたとされています。
文展入選、国画会受賞経歴を持つ柳原義達ですが、戦後には渡仏し、そこで伝統あるヨーロッパの彫刻と葛藤の末、造形的な模範から離脱し、鳩や鴉をモチーフとした「道標」シリーズを中心に独自の造形表現を作り上げました。
柳原義達は、フランス近代彫刻の流れをくむ、戦後日本の具象彫刻の分野に独自の世界を築いた作家の一人として、高く評価されています。
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柳原義達の作品には「犬の唄」に代表される裸婦像がありますが、これは柳原義達において重要な位置を占めており、人間がある姿勢を取るとき、身体各部がどのように動いて、平衡状態が生じるか、重力とバランスを取りながら人体が示す自然の法則に迫りたいという作者の強い意図がみられます。
柳原義達は、緊張感に満ちた造形性を備え、自然や生命の本質に迫ろうとするヒューマニズムに裏打ちされた作品を没するまで一貫して制作し続けました。
具象表現的作風とされる柳原義達は、現代日本の彫刻に大きな変革をもたらし、強い影響を与えた代表的な存在と称えられています。
柳原義達の作品は、戦後間もなく保管場所が火災に遭ったため、戦前の作品のほとんど焼失し、美術学校後輩であった山本恪二をモデルとした「山本恪二さんの首」という作品が唯一ともいえる現存作となっています。
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