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中川紀元は日本の洋画家で長野県に生まれ東京美術学校彫刻科に入学し、彫刻を学びますがその後中退し太平洋画会研究の本郷研究所に通って洋画を学んでいく内に洋画の世界に魅力を感じて洋画家を目指します。
藤島武二に指導を受けた後、のちに美術評論家の名を得る石井柏亭と日本の洋画家正宗得三郎に弟子入りをして洋画の技術を高めていきました。二科会では初入選を果たした後に勉強の為フランスに渡りそこで20世紀を代表する芸術家の1人でもあるフランスの画家アンリ・マティスに出会い弟子入りをしました。
中川紀元の代表作でもある「ロダンの家」などの作品を出して樗牛賞を受賞し、帰国後には7点もの作品を出品して二科賞を受賞しました。
また中村岳陵や福田平八郎などと六潮会を結成して日本画などの作品も書くようになり、正宗得三郎や熊谷守一などと二紀会を創立させていきました。
この頃中川紀元の作品は油絵による南画的傾向の作品へと変わっていき、二紀会名誉会員になり、日本芸術院恩賜賞を受賞した有名な方になります。
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中川紀元の作品の特徴はフォーヴィスムという技法です。
この技法は批評家のルイ・ヴォークセルが1905年にパリで開催された展覧会に出品された作品の一部に原色を使った強烈な色彩と激しいタッチで描かれていた作品を見て「まるで野獣の檻の中にいるようだ」と言った事から命名されたと言われています。
この技法を指導していたのが当時エコール・デ・ボザールの教授をしていたギュスターヴ・モローでその弟子達と言うのが中川紀元を指導したアンリ・マティスでした。
この技法はキュビスムと並んで20世紀の芸術の原点と呼べる2大潮流の1つですがキュビスムのように理知的ではなくて感覚で表現し、色彩やデッサンは構図などに忠実にせず
芸術家1人1人の感覚を表現するための技法になっていて、ルネサンス以降の絵画は物を忠実に再現するのが伝統でしたがそれとは全く別の目に映るものではなく心に映るものを表現した技法になります。
その作品の特徴は明るい色彩でかつ強烈でノビノビとした作品が多く目立ちました。
中川紀元の作品で有名なのは「ロダンの家」や「アラベスク」「座せる女」です。フォーヴィスムの技法に基づき下書きなどの線にこだわらず自由奔放に絵を描いているような作品になっています。
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