いわの美術では石黒宗麿の作品を買取り強化しています。
石黒宗麿は1893年、富山県に生まれた陶芸家で、日本工芸会の結成にも参加し、理事などを務めました。
また鉄釉陶器の技法で人間国宝にも選ばれた人です。医者をしていた家に生まれた石黒宗麿ですが、医者の仕事には全く興味がなく、陶芸の世界にも興味がなかったのですが、大正8年に、東京美術クラブで見た曜変天目の作品を見て感動し、陶芸家を目指そうと決意しました。
石黒宗麿は師匠などはおらず、独自のやり方で研究をして、自由な作品を製作をしていきました。
現在の渋谷の近くに窯を築いてから、様々な場所を転々とし、京都では陶磁学者であった小山富士夫と出会い2人で中国や日本の陶磁器の研究に励み製作を行なっていきます。
また、京都の八瀬に拠点を移し、そこで本格的な曜変天目の製作に取り組み、最終的には八瀬に腰を据える事となります。そして陶磁器の研究、製作に力を注ぐ日々を積み重ね、石黒宗麿の代表作となる木の葉天目を日本国内で初めて完成させました。
とても高い技術力が必要とされる木の葉天目を製作した事で、石黒宗麿の名前が世界中に知れ渡る事となり、そして、鉄釉陶器の技術保持者として人間国宝に認定される事となりました。
また、中国の宋の時代に普及した陶磁器の河南天目や、宋赤絵、河北省磁県彭城鎮を中心とした華北最大の窯場で作られていた磁州窯系の千点文、黒地白堆線文。朝鮮王朝の初期の時代に焼かれた三島、粉引など多種多様な作品を作り出しましたが、単なる写しなどではなく、石黒宗麿独自の作風で作り上げ、個性的で気品あふれる作品が多くありました。その後も数多くの賞を受賞し、紫綬褒章、勲三等瑞宝章を受賞します。
独自の製作で様々な作品を手がけ、その名を世界に広めた石黒宗麿の作品をお持ちではございませんか?いわの美術では石黒宗麿の作品を高価買取りいたします。
石黒宗麿の作品と言えば、人間国宝にも認定された鉄釉陶器が有名です。
鉄釉陶器は鉄分を多く含んだ釉薬により黒、茶色、黒褐色、柿色などの色を出す陶磁器の技法です。中国の各地で作られていた鉄釉陶器が、日本や東南アジアにも技術が伝わり、制作されるようになり、別名を天目とも言います。
鉄釉に作品を浸し、鉄釉を部分的に指でかき落として陶器の肌合いに変化を出しました。
鉄釉の色合いは鉄の配分によって決まるので、微妙な変化を見極め調節するのが大変むずかしいとされています。
しかし、石黒宗麿の作品は色合いがとても美しい作品が多く製作されています。その技術はまさに人間国宝に選ばれる程の腕前だと言えます。
石黒宗麿の作品をお持ちではございませんか?いわの美術では石黒宗麿の作品を高価買取りいたします。
お引っ越しなどをする際に、価値がある物かわからず処分にお困りでしたら、メールにてお品物の写真など送って頂ければ簡易的な査定も致します。お電話でもご相談を受け付けておりますので是非一度いわの美術までお問い合わせください。