英国王室御用達の名窯として19世紀末のヨーロッパの人々を魅了したCauldon(コウルドン)。いわの美術では、アンティークなコウルドンの洋食器の買取を致しております。
コウルドンは現在ではあまり知られていませんが、アンティークの世界においては、イギリス磁器を代表するメーカーの一つで、19世紀末~20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に人気を博した陶磁器メーカーです。
英国コウルドン窯は、1836年に設立された Ridgway(リッジウェイ)を起源に持ち、その後、Brown-Westhead,moore&Co(ブラウン-ウェストヘッド ムーア社)を経て、1905年にコウルドンという地名を名乗るようになりました。
コウルドンの名は陶磁器史に埋もれたかのように、現在ではあまり知られていない窯ですが、その歴史は輝かしいもので、薄手の素磁に、工芸精度の高い装飾技法で、盛金とジュールという宝石のように美しいエナメル盛りを併用した華やかな作風を得意とし、当時のヨーロッパの人々を魅了しました。イギリス王室も毎年のように作品を買い上げ、長く御用達窯であったことから、「女王の陶工」としても名高い名窯でした。
アメリカを代表する世界のプレミア・ジュエラーTiffany(ティファニー)が、継続的にコウルドンにカップ&ソーサーなどの特別注文品を作らせていたことからも、評価と信頼の高さがうかがえます。
そんな由緒あるコウルドンの食器をお持ちでしたら、ご売却してみませんか?いわの美術では、コウルドンの高価買取をしています。
19世紀末より20世紀初頭にかけ、ヨーロッパで人気を博していた英国御用達窯のコウルドン。絵付けから金彩の塗りまで、全てが手作業で行われており、その確かな技術力から、ティファニーだけでなく、GILMAN COLLAMOREやHiggins&Seiter New York、Davis Collamoreなどの高級ポーセリンメーカーがこぞって特別注文品をオーダーしていたことでも知られます。
コウルドンは、名称も度々変わっていることから、年代により使われているバックスタンプが異なります。また、ティファニーなどとの特別注文品のバックスタンプは、ダブルネームとなっておりますので、お買取のお問合せの際は、ご確認くださいませ。
英国御用達の名窯として「女王の陶工」としても名を馳せたコウルドンでしたが、現在は閉窯されており、状態の良いものなどは、市場では出回ることが少ないレアなお品となっています。
手放してもよいというコウルドンの洋食器がございましたら、高価買取もしているいわの美術に是非ご連絡ください。