いわの美術ではイタリアで最初の万年筆メーカーとして古い歴史のあるアウロラの万年筆をお買取り致します。
アウロラは他の万年筆とは違い、少し引っかかりがあるような書き味が特徴的なお品物で、コレクターが多く存在します。
1919年、第一次世界大戦が終結を迎えた翌年に、イザイア・レヴィがイタリアの都市トリノに創業して以来、デザインと機能の調和を求めて作り続けてきました。
アウロラ社は、初期の作品でインクの充填方法として、スポイト式とアウロラ独自のレバー式を製作し、ボディは18金張や黒、金無垢の製品などが多く作られています。
アウロラ社は創業当時に、優秀な金細工職人やデザイナー、有名建築士を雇い、イタリア製手工芸品の伝統を万年筆のボディにデザインしました。
それにより、アウロラ万年筆にはボディのデザインが美しいものが多く、目を奪われてしまうお品物が多数製作されました。
1925年には企業改革を行い、2つの新しい製品「オロ」「アスコ」が発表され、鉄道の駅や企業の宣伝広告用に販売されました。
この時代に、ペンをビジネスギフトとして紹介したのはアウロラ社が初めてと言われています。
第一次世界大戦が終結した翌年に創業したアウロラ社は、第二次世界大戦により工場や倉庫も破壊されてしまいますが、その後復興を遂げ、時代の流れに対応して、様々な製品を作り上げます。
1970年に製作された「アスティル」という品物は建築家マルコ・ザヌーソによりデザインされ、ニューヨーク近代美術館に永久展示保存されました。
この万年筆はインクの流れを自動で調節し、常にインクが流れるような構造になっていて、ペン先にはIDナンバーが刻印されているので品質管理も徹底されています。
また、今までにないシンプルなデザインが評価され、ニューヨーク近代美術館にとりあげられた事から世界に進出するキッカケとなりました。
いわの美術では歴史深く、独自の技術により世界に進出したアウロラ社の万年筆をお買取り致します。
アウロラ社は、自分の会社でデザインからペン先の製作まで一通り行なっている数少ないメーカーです。
また、様々なシリーズや、独自の技法で作品を製作し、世界で有名なメーカーにまで上り詰めました。
アウロラ社の代表的な作品といえば、「オプティマ」や、「88」などがございます。
「オプティマ」は1930年に高い支持を得ていた品物で、現在では復刻版として製作されており、クラシックモデルと、バーガンディの2種類がございます。
その中でもクラシックモデルがとても人気が高く、ボディはアウロラ特製のアウロロイド樹脂を使用し、創業当時の社名が刻印され、リングには古代ローマ時代のグレカ・パターンが刻み込まれました。
内部構造はアウロラ社独自のリザーブタンク付ピストン吸入式を使用して製作され、色はブルーとグリーンの2色がございます
「88」は工業デザイナーのマルチェロ・ニッツォーリによりデザインされ、発売当初には100万本以上の販売実績を残している程のお品物です。
そのデザインは、一般的なスラっとした万年筆とは違い、丸みをおびたフォルムが特徴で、内部構造は最新式のリザーブタンク付ピストン吸入式を使用しました。
現在でも「88」の万年筆を所有する人は、宝物として大切に保管している程、貴重なお品物だという事がうかがえます。
その他にも85周年限定万年筆や、ディズニーとコラボしている物、海をイメージして作られた「アクア」など、様々な作品があり、ペン先には18Kや14Kで作られた作品もあり、貴重な作品がございます。
いわの美術では多くの作品を世界に届け、万年筆の世界では人気の高いメーカーであるアウロラ社の万年筆の買取りを強化しています。
使わなくなってしまった万年筆など机の中に眠っていませんか?価値などわからない万年筆がございましたら、是非一度いわの美術までお問い合わせください。