いわの美術では、西洋白磁の頂点と言われているマイセンのスノーボールをお買取り致します。
マイセンは、硬質磁器の美しさに魅了された人々により試行錯誤を重ね作られた作品が原点となり、それを作り出したのが、錬金術師のベトガーで彼によりマイセンの歴史の幕が開かれました。
アウグスト2世はマイセンの誕生に喜びますが、色彩などで美しく彩られた硬質磁器には程遠く、アウグスト2世が思い描いていた作品とは全く違いました。
ベトガーの死後に後を継いだのは絵付師で色の化学者でもあったヨハン・グレゴリウス・ヘロルトです。
ヘロルトは、デュ・パキエという工房で働いていましたが、アウグスト2世の助手のサミュエル・シュテルツェルによりマイセンに引きぬかれます。
その後ヘロルトは、虹の7色を含む多くの色を制作し、磁器用の絵具を完成させ、マイセンの素晴らしい色彩を作り出しました。
才能を見込んで引きぬかれたと思いますが、実際はシュテルツェルがデュ・パキエ工房に高い報酬をちらつかされマイセンから逃亡しデュ・パキエ工房で働きます。
しかし、約束の報酬はもらえなかった為、マイセンに戻ろうとしましたが、アウグスト2世が許してくれる筈がないと思ったシュテルツェルは、天才装飾画家のヘロルトを連れて行けば許されると思い、マイセンに連れてきたのが真実だと言われています。
その後、マイセン造型の基礎を作った、ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーによりマイセンは大きな発展を遂げます。
ケンドラーは、ドレスデンにあるツヴィンガー宮殿の宮廷彫刻師の弟子として学び、宮廷彫刻師となった翌年にマイセンの型師、その後主任型師となり、様々な作品を製作し、ロココ様式を開発します。
このロココ様式により、生まれた作品がスノーボールで、究極のロココと言われました。
また、ケンドラーが選帝侯妃マリア・ヨーゼファに献上した作品が最初のスノーボールと言われています。
いわの美術ではケンドラーの開発したロココ様式によって誕生した傑作、マイセンのスノーボールを高価買取り致します。
マイセンは様々なシリーズを製作してきましたが、その中でもコレクターが多い事で知られているスノーボールが有名です。
スノーボールは18世紀に作られ、花を1つ1つ手作りし、貼り付けていく貼花装飾を用いて作られます。
マイセンの代表作のブルーオニオンシリーズの次に有名な作品で、ガマズミの花をモチーフにデザインされました。
ガマズミは5月から6月にかけて白く美しい花を咲かせ、花の1つ1つはとても小さいですが、まとまって咲くのでとても存在感のある花となっています。
また花の季節が終わるとルビー色の実をつけ、昔では天然の着色料でもあり現在では、果実酒にも使われる事が多くなっていました。
ガマズミの花をモチーフにして作られたスノーボールは、繊細な技術で作られた美しいお品物となり、見る人の心を奪う程の作品となりました。
いわの美術ではそんな美しいマイセンのスノーボールの高価買取りを行なっています。
他にも、マイセンの代表作ブルーオニオンの作品も高価買取り致します。
貰って使わずにしまってあったり、食器棚に入りきらなくて処分を考えているマイセンのお品物などございましたら、是非一度いわの美術までお問い合わせください。