いわの美術では、重要無形文化財「茶の湯釜」の保持者として著名な高橋敬典(物故)の作品買取を強化しております。
高橋敬典は鋳物の産地山形に生まれ、鋳造技術については早くから学んでいましたが、父の死により18歳の時に、家業の鋳物業を継ぐこととなりますが、高橋敬典が、茶の湯釜に本格的に取り組むこととなったのは、漆芸家結城哲雄の招きで鋳造の制作指導に山形に来た初代長野垤至に指導を受けてからといわれています。
この頃より、和銑を用いた茶の湯釜制作を行なうようになりますが、長野垤至には、技術的な点はもちろん、制作に対する心構えなど、多くのことを学び、地元山形の古釜を始め、芦屋釜や天命釜などの古典を研究するなどして意匠や伝統技術を体得しました。
高橋敬典の釜全体の造形と、文様、鉄肌、口、肩、胴廻りとの微妙な調和、そして優美な形姿と柔和な鋳肌は、まさに匠の技のみが成せるもので、燃え滾る鉄に高橋敬典の魂が込められています。
人間国宝高橋敬典は、一点からでも高価買取が期待できる作家として、いわの美術でも買取に力を入れております。
いわの美術では、多くの茶人から愛された高橋敬典の作品の買取を積極的に行っています。
高橋敬典は、芦屋釜や天命釜などの古典を研究しましたが、その作品には、芦屋釜の真形や天明の形にはあまりなく、斬新な造形で、肌はきめ細やかな絹肌、砂肌などが多くみられます。また、生涯を通して釜肌を研究し続けた高橋敬典は、釜の肌の美しさを強調するため、地文は全面でなく、控えめに波や松、竹などが配された作品が残されています。
高橋敬典は、60年以上にわたり、茶釜を中心として、鉄瓶、銚子、風炉など茶の湯作品を作り続けてきました。
高橋敬典の茶釜などの作品をお持ちでしたら、ご売却してみませんか?茶釜の世界で第一人者であった高橋敬典の作品は、市場でも需要が高く、作品により高価買取も期待できます。
また、高橋敬典の志を受け継ぐ工房正寿堂 の作品買取も行っておりますので、ご売却・ご処分をお考えの高橋敬典・正寿堂の茶釜や鉄瓶などございましたら、お気軽にお問い合わせください。