写真のお品はREMOのジャンベMONDO MO-FA HEAD FIBER SKYNです。ジャンベは西アフリカ一帯のギニア、セネガル、マリなどの伝統的打楽器です。
深胴の片面太鼓を素手で叩く演奏法により、低音から高音まで一台で様々な音が出せることが特徴です。
民族楽器であったジャンベが世界に広まった契機は1960年代のアフリカ諸国の独立運動とアフリカン・ナショナリズムの台頭でした。ギニア出身のジャンベプレイヤーであったママディ・ケイタが政情不安からフランスへ脱出した事が、ヨーロッパと西アフリカ音楽の出会いとなりました。現在では民俗音楽の域を超えて幅広いジャンルの音楽で取り入れられています。
アメリカのREMO社は、打楽器奏者の先駆者であったRemo D Belliが、1957年にそれまでの主流であった本皮に代わる合成フィルムのドラムヘッドの製造で成功を収めたことに始まります。この合成フィルムはドュポン社が第二次大戦中に開発したマイラーというポリエステル素材で、熱や打撃に強く、一貫した音を保つドラムヘッドに最適なものでした。REMO社は今日まで最も有名なドラムヘッドメーカー・ドラム機材メーカーとして革新を続けています。
写真のお買取りしたREMOのジャンベは、合成フィルムの打面で取り扱いが容易であり、中古市場でも一定した需要があるお品です。打面や側面に経年の汚れは見られるものの演奏に支障がない状態でしたので、お買取りとなりました。
いわの美術は美術品・骨董品を中心にお買取りしておりますが、楽器も対象としております。お手持ちの楽器類のご売却をお考えの際は、ぜひ、いわの美術へご連絡くださいませ。お電話・メール・LINEにて無料査定しております。お客様からのご連絡をお待ちしております。