いわの美術では以前榊原紫峰の鳥画をお買取りさせていただきました。
榊原紫峰は実力の極めて高い日本画家でありながら美術協会に属していなかった期間がほとんどであったため認知度としては低いという経緯がございます。
認知度は低かったものの、花鳥画に生涯を捧げた榊原紫峰の作品は、清らかで美しく柔らかい作風が評価され多くの人々を虜にさせました。
もしご家庭にご処分やご売却にお悩みの花鳥画作品がございましたらいわの美術までご相談下さい。
榊原紫峰(1887~1971)は花や鳥に魅せられて生涯花鳥画を描き続けた日本画家で、中国宗元期の花鳥画や西洋絵画の写実性を自分の画に取り入れるなど前衛的で常に新しい画風や画法に挑戦し続けるという開拓精神に富んだ実力派です。
変化の少ない保守的な文展には相容れなかったため1918年には絵画専門学校時代の同期土田麦僊、小野竹喬、村上華岳らと国画創作協会を結成しました。
同協会にて意欲的な作品を多数発表するも1928年解散後には特定の団体に属することはなく、自然との触れ合いや共感を求め孤高で絵画活動を続けました。
晩年は、ほぼ墨一色で表現する水墨画の魅力に見せられて数多くの作品を描き、水墨画の威風堂々とした絵画の境地にまで至りました。
榊原紫峰は、1971年に84歳の生涯を終えてこの世を去りましたが、彼が生涯をかけて描いた花鳥画作品は現在でも多くの人々を魅了し続けています。
最近では2016年没後45年を記念した展覧会が足立美術館にて行われました。
今回ご紹介させて頂いております鳥画は羽休めをするために竹に止まっている小鳥の様子が墨で美しく描かれた作品で、竹のしなり具合や鳥の思考・動向が良く伺えます。
これから食べ物を探しに行くのか、近くに同じ仲間がいるのか、鳥の目線の先を想像出来る楽しみもこの作品には感じられます。
いわの美術では榊原紫峰の日本画の強化お買取りをさせて頂いております。
また、写実性や透明感の作風が特徴の西野新川や、江戸後期を代表する酒井抱一の作品など多数お買取りしております。
日本画をお持ちで作品名や作家が不明な場合でも弊社スタッフが丁寧に査定いたしますので、安心してご相談ください。
遺品などで詳しい情報がわからない場合は、サインや作品全体、大きさなどの情報やお写真を頂けますと査定までのご案内をスムーズにできます。
ご実家に飾ってある日本画のお買取りをご希望でしたら、いわの美術までお気軽にお問い合わせ下さい。
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